桜仙峡 (長野県池田町) 小鳥が咲かせた桜の里
2018.04.013(金) 晴
 2年ぶりに訪れた「桜仙峡」、白内障が進み「綺麗な山桜」が見えなくなったのか・・・・いやいや滅入ることはない、今年の桜は「早く短い」ので前回に比べ1日遅れでも「既に散り始め・・・・」であった。
 
 陸郷の山桜は数千本とも1万本とも言われ、山腹のあちこちに自生している。鳥たちが桜の実をついばみ増やした「小鳥が咲かせた桜の里」。視界全体に広がる山桜の隠れた名所で「陸郷桜仙峡エリア」と「陸郷夢の郷エリア」が代表的ビュースポットである。
 
 「西の吉野に東の陸郷」、その「陸郷」は山桜で「桜仙峡」と呼ばれている。  中国、陶淵明の「桃花源記」に書かれた桃の咲き乱れる仙峡「桃源郷」にちなんで、山桜の見事なこの地を「桜仙峡」と命名。
 「山桜」の中心地、その場所で触れて楽しむのが「陸郷夢の郷エリア」(東山夢の郷公園;夢農場)、その一帯を離れた山の上から眺め楽しむのが「陸郷桜仙峡エリア」との理解でよろしいかと思う。
 
 小画像、白い柵に囲まれた中に「二本松」(一根二幹の松)がある。(白駒城と登波離橋の伝説)→「登波離橋」の由緒・・・・白駒城主樋口行時(鎌倉時代中期)の正妻「ふじ女」を妾妻「きよ女」が亡き者にしようと企て正応4415日に花見の会を催し、「登波離橋」より谷底に突き落とした。この企てを知っていた「ふじ女」は「きよ女」との袂を十針(=登波離)縫い合わせておいたので共に谷底に落ち絶命した。
 
 後立山連峰「鹿島槍ヶ岳」をバックに「二本松」(一根二幹の松)の高台で記念撮影。「散り始め」とはいうものの、駐車場は満車状態で、「今年は早い!」という話し声も聞こえてきた。
 
 後立山連峰と正反対方向を見下ろすと、犀川の「生坂水鳥公園」付近であると指呼できる。近くには「継子落とし」という場所もあるが、何年も前に「一本松」は崩壊で落下している。宮城から戻ったばかりの頃は「何だろう?」と思うような景色であった。
 ところで、「小鳥が咲かせた桜の里」・・・・「山桜のサクランボ」を食べる小鳥とは「どんな鳥」たちだろう。