台風19号;千曲川氾濫
令和元年10月12日夜半~13日早朝に越水・決壊
 1012日(土)台風19号接近
 台風19号が接近、東信地域も記録的な豪雨になった。妻は友人の車で午前8時過ぎに上田へ、帰宅予定は午後5時過ぎになる。正午には「大雨警報警報」(台風や集中豪雨により数十年に一度の降雨量となる大雨が予想され、若しくは、数十年に一度の強度の台風や同程度の温帯低気圧により大雨になると予想される場合)が発令され、午後3時には「緊急警報」が「東御市緊急警報ラジオ」や「スマホ」がガンガン鳴り響いた。「千曲川を渡り家に帰るのは危険、既に横の市道は通行止」であることメール、しばらく様子をみてから「姉宅に避難すべし」との再メールを送る。何とか午後5時前には姉宅に身を寄せ、難を避けることが出来た。夜半に最接近、豪雨・強風で眠れず。翌朝、生活道路3本が通行止の中、千曲ビューラインから「アグリの湯」経由で、途中給油をし国道18号より姉宅へ、朝食を頂き同じ道で帰宅した。
 1013日(日)大きな雨量計

 実家より「蓮栽培用」にと頂いてきた「水槽」に雨水が溜まっていた。台風接近の一昼夜の雨量である。何と「335mm
 1013日(日)通行止になった3本の生活道路(家の横の市道40号)

 農道下、元々の造りが悪い(直角に近い鈎型水路)ので夕立でも溢れる。最初の直角部、直進しようとする水でアスファルトの下が削られ路面陥没が起きていた。そした、「市道40号」には「通行止」の標識が立っていた。

 居住自治区の集落までは1,300m(標高差115m)、徒歩で「通行止」の状況を確認に行く、900m下った場所で山側の斜面が崩れていた。徒歩でも危険だからと、通してもらえなかった。 
 一旦家に戻り「散歩道」(県道423号御牧原大日向線)で「旧庁舎」へ、帰路は「千曲ビューライン」で戻る

 最も急坂で九十九折、わずかな土砂流出と倒木・流失のため、通行止は解除されていた。(15:30

 千曲川支流「鹿曲川」右岸に小学校、だいぶ堤防が削られている。相対する左岸には旧庁舎がある。河川敷には流木が・・・・激流が渦巻いた形跡が残る。

 千曲川左岸の稲田、水没した「はぜかけ」・・・・稲藁は腐りかけている。
 ★散歩コースを外れ「千曲ビューライン」(御八城大橋)へ

 千曲ビューラインの「御八城大橋」の上流に架かる「切久保橋」が流されていた。並行して架けられている水道パイプが流され、居住区(台地上の我が家を除く)は断水状態になっている。
 二番目に利用する千曲ビューライン 


 「通行止」の箇所は、土砂が流れだし今迄も頻繁に通行止になる。流出土砂が取り除かれ数日で通れるようになった。
 1017日(木) 地元紙で報じられた「千曲川氾濫ニュース」(10/16

 1017日(日)千曲川左岸の居住区(東御市)

 県道166号(東部望月線)、千曲川に架かる「境橋」左岸直下にある永楽(かつての川魚料亭)と左岸堤防の決壊状況。

 同「境橋」上流左岸の堤防決壊と水田への土砂流入、右画像に見える集落が居住区の里村になる。車がある辺りが、我が家の農道奥を流れる水路の合流地点。

 千曲川の堤防決壊場所、この堤防は桜並木になっている。左画像は左岸上流方向で「境橋」が見える。右画像は同下流方向で、後述の「鹿曲川」(信濃川水系)の合流地点。

 堤防の「越水」で流された「天端」の様子と「堤内地」の耕作地(わずかにある田畑は砂で埋もれる)への土砂流出状況。

 前述の「鹿曲川」が合流する付近、左画像は上流方向、右画像は下流方向で「鹿曲川」は中央の山(隣り八重原台地の縁)。この対岸(千曲川右岸)は河岸段丘になっており、川縁強化を目的にした「石積み堤防」(土木遺構のひとつ)も崩れ去っていた。→撮影地の「千曲川に架かる境橋」(標高519m)、台地上の我が家(標高652m)、スカイツリーの背丈634m
 1020日(日)上田電鉄別所線の橋梁落下の状況(上田市)

 上田電鉄「別所線」は、実家に行く際に利用した「旧上田丸子電鉄別所線」である。「丸窓電車」で知られ、カラオケ(千曲川)のBGVにもなっていた。そんなことで、音痴ながら「千曲川」は持ち歌の一つであった。
 1020日(日)海野宿入口の海野橋崩落の状況(東御市)


 国道18号から、千曲川右岸の北国街道「海野宿」へ弧を描き「しなの鉄道」を跨ぎ降りて行く「陸橋」である。陸橋が何故崩落したか、ニュースでは全く理解できなかった。千曲川右岸の堤防が削られ橋脚が崩れた・・・・なのに直下の家が無傷とは。
 1020日(日)田中橋部分崩落の状況(東御市)


 長野道「東部湯の丸IC」から、「白樺湖・霧ヶ峰・美ケ原」「松本方面」へのメイン道路である。前述の「境橋」より千曲川流路距離で約3.4km下流に架かる橋である。ちなみに「海野橋」は、更に下流約1.0kmの地にある。