仙人草 ; 黒色系アゲハを呼ぼう |
2020.09.07(月) 晴・曇・小雨 |
夏になると「黒色系アゲハ」がお隣の椿に絡む「センニンソウ」(仙人草)に訪花するのを眺め羨ましく思っていた。挿し木にしたいと、義兄に話したところ、「根が付くか解らないので掘り起し移植したら」と言われた。それは昨年のことで、義兄は今年の2月13日にトラクター事故で亡くなっている。芽吹きを待って4月22日に挿し木(挿し芽)で試そうと10本ほど頂いた。(お断り;カラスアゲハの画像はネツトより拝借) |
根付いたのは1本、先端部は原因不明の枯れで、挿し穂の初期状態より伸びることはなかつた。蕾(花穂)は先端部と根から出た新たな芽の2ヶ所に付き、9月5日に開花した。お隣の本木は、ほぼ咲き終えようとしている。 | ||
夏になると、日本各地の日当たりの良い道端の藪や山野に、白い花をいっぱいにまとったセンニンソウ(キンポウゲ科)が目を引きます。センニンソウはつる性の多年草で、無毛の茎は勢いよく長く伸びます。葉は羽状複葉で、小葉は卵円形で3〜7枚付けます。葉柄で他のものにからみよじ登ります。花は盛夏から初秋にかけて円錐花序にがく片4枚の白い花を多数つけます。茎や葉の切断面から出る汁や濡れた花粉に触れると炎症を起す毒性の強い有毒植物です。和名のセンニンソウ(仙人草)は、白い花をまとった姿が仙人をイメージすると思いきや、花の後に果実より伸びた銀白色の長毛が密生した様子を、仙人のひげにたとえたことに由来しているようです。 |