路傍の枯草 (東御市) 大口径F1.8レンズの試写
2021.01.22(金) 晴
 【TAMRO SP 85mm F/1.8 Di VC USD Model F016 】 試写Ⅲ、「F1.8開放」「ISO100」「シャッター速度オート」
 高い解像力と自然なボケ味のハーモニー、手ブレ補正機構「VC」を世界初搭載(発売20161月現在)、「人」を撮るために誕生した新次元の中望遠単焦点レンズ「タムロン SP 85mm F/1.8」。
 「オオルリシジミ」の食草である「クララ」です。
 
 かつてない、ポートレートに特化したレンズを目指し、徹底した色収差補正を行い、手ブレ補正機構「VC」、簡易防滴構造など諸機能を、新たな次元の中望遠単焦点レンズへと練り上げました。合焦部の優れた解像力と、柔らかい自然なボケが生み出す立体感。さまざまな表情を繊細に表現し、共有する時間までも浮かび上がらせるレンズです。
 
LDLow Dispersion; 異常低分散)レンズと、XLDeXtra Low Dispersion)レンズを採用し、被写体の合焦部の前後に色かぶりとなって現れる軸上色収差、倍率色収差を徹底的に補正しました。色収差を極限まで目立たなくすることで、高解像・高画素カメラでも、にごりのないシャープな描写を得ることができます。
 現在の「蝶撮り」用主力カメラは、「Canon EOS X9」と「Canon EOS X10」、前者に装着するレンズは「TAMRO AF 70-200mm F/2.8 IF MACRO φ77 Model A001」、そして後者に本レンズを装着する。カメラ本体の大きな差は「高性能映像エンジン」への改良であり、本レンズの特徴をフルに活かしてくれるであろう。

 ぼけの大きさを決める要素は4つあり、すべて満たさないとぼけが得られないわけではありませんので、撮影環境に応じてそれぞれを調整しましょう。①F値:小さいほど、②焦点距離:長いほど、③撮影距離は近いほど、④背景との距離:遠いほどぼける
①絞り(F値)
  絞りの状態はF値という数字で表されます。F値が小さいほどぼけは大きくなり、大きいほどぼけは小さくなります。
②焦点距離
  焦点距離によってもぼけの量は変化します。焦点距離が長いほどぼけは大きくなり、焦点距離が短いほどぼけは小さくなります。
③撮影距離(カメラと被写体の距離)
  カメラと被写体の距離によってもぼけの大きさは変わってきます。カメラを被写体に近づけるほど背景のぼけは大きくなりますが、
〇〇近づける距離には限界があります。
④被写体と背景の距離
  被写体と背景の距離もぼけの大きさに関係します。背景が被写体から離れるほど、ぼけは大きくなります。
              Mp3 光の囁き