迷い道;アサギマダラ“渡り”の給蜜地 |
2013.09.17-10.12 迷わず南下してね Midi (迷い道) |
留守中の6月29日に1株あるヒヨドリバナに立ち寄ったのを妻が目撃している。昨秋に植えたフジバカマは順調に育ち、7月29日に蕾が赤らみ8月25日に咲き始めた。移植初年度に訪花するだろうかと気をもむ。 | ||
9月17日(火)訪花数;4頭 | ||
初訪花の状況は、既報「夢叶う」をご覧頂きたい。 夕刻迄に3頭が渡りにつき、残った1頭が塒を捜すのか家の周りを周回飛行する。 |
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9月18日(水)訪花数;3頭 | ||
1頭にマーキングがされていたものの読み取れなかった。 撮影を楽しむ者としてはマーキングは「人工の落書き」であり必要最小限に止めて欲しい。 |
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早朝、居残りの1頭がテラスから呼び掛ける仕草をする。庭に出ると私の周囲を旋回し「小父ちゃんありがとう」と空高く舞い上がり渡りについた。かつて、渓谷で遊んだ「クモツキの見送り」を思い出した。 | ||
9月19日(木)訪花数;2頭 | ||
撮影は午前11時頃までがベスト。昼以降は逆光になる。 飛翔を中心に掲載している。普段あまり撮影しない手法なのでスクラップの大量生産だ。 |
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明日から2日間留守にする。この間の観察は妻がやってくれる。結果としては見掛けなかったようだ。 | ||
仙台出張から戻ったのは22日の1時。留守中の結果を電話で聞いていたのでゆっくり眠っている訳にはいかなく7時前に起き農道を見回った。その甲斐があって長距離ドライブの疲れも吹っ飛んでしまう一日が始まった。何か、アサギマダラに「お帰りなさい」と言われているような気持になった。 | ||
9月22日(日)訪花数;11頭 | ||
2日間の留守分を一気に取り戻したかのような一日になった。 10頭を超えると前後左右に飛び交うため何度も数え直さないと正確な数は把握できない。 |
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9月23日(月)訪花数;3頭 | ||
昨日のリバウンド、11頭から3頭に減ってしまった。 数が少ないので吸蜜シーンをキッチリ撮りたく180mmマクロを装着し飛翔撮影はお預けにした。 |
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アサギマダラもバタフライブッシュが気に入ったようだ。フジバカマと比べてお味はどうですか・・・・。 | ||
9月24日(火)訪花数;6頭 | ||
撮影ベストポイントにコスモスが咲いている。 邪魔なので刈り取ろうと思ったが意外なことにアサギマダラに受けているようだ。 |
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ログハウスをバックにアサギマダラの飛翔を撮影したく、離れた場所で吸蜜しているアサギマダラを妻に追い立ててもらう。どうもアサギマダラに遊ばれているようにしか見えない。 | ||
フジバカマは農道の東側と北東側の法面を主体に植えてある。また、玄関入口の大きな庭石の前にも植えた。後は、あちこちに点在している。訪花と撮影の両面から計算しての配置であり結果も満足出来るものだ。 | ||
9月25日(水)訪花数;3頭 | ||
訪花数が3頭だと少し寂しい感じがする。 10頭を超えなくても5~6頭だといろんな撮影シーンを楽しむことが出来る。 |
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9月26日(木)訪花数;3頭 | ||
法面下の道路を車が通過すると一斉に舞い上がる。 飛翔撮影には都合がいいが、蝶にとってはもう少し静かにして欲しいと感じているかも知れない。 |
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9月27日(金)訪花数;7頭 | ||
所要で篠ノ井に行った。道草にしては方向違いも甚だしいが、白馬・大町・池田を回ってきた。大町では「のっぺ山荘」さんに寄り、渡りの状況報告をし改めてフジバカマのお礼を言ってきた。 | ||
9月28日(土)訪花数;8頭 | ||
左の写真をA3ノビ3枚で拡大合成し、900×600mmのコルクボードに貼り「写真展」で飾る予定だ。 キャプチャは、「アサギマダラの渡り給蜜地」が良いだろう。 |
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この角度からの撮影には危険が伴う。50cm程のコンクリート法面上部からの撮影であり足を踏み外せば後ろ向きで数メートル以上落下するからだ。 | ||
隣のビニールハウスに野菜の種を播く準備をしている。農道を行ったり来たりする時にアサギマダラがまとわりつく。疲れが取れるだけでなく心もハイテンションになる。 | ||
9月29日(日)訪花数;8頭 | ||
真っ青の空に舞うアサギマダラは凧揚げをしているようだ。 こんな景色を2週間近く楽しんだ。あと何日ぐらい続くだろうか、立地の良さに感謝・感謝だ。 |
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9月30日(月)訪花数;5頭 | ||
農道を歩くとフジバカマの香りがほんのりと漂う。 アサギマダラの嗅覚はどのくらい利くのだろうか。何を便りに訪花するのか知りたい。 |
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アサギマダラの「渡り」を研究をされている某氏によれば、「アサギマダラは香りに超敏感で、特定の物質を含む植物を何kmあるいは何10kmも先から感知して集まってくる」という。フジバカマにはアサギマダラを寄せ付けるフェロモンを発しているのだろう。(私には癒しの香りとして感じられる) | ||
10月1日(火)訪花数;10頭 | ||
訪花数が10頭を超えると賑やかさを感じる。 ワンフレーム4頭も場所を選ばなければ容易に撮影できる。青一色より多少は雲がある方が絵になる。 |
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長野県は日本列島縦断の中心部で、我が家の上空をアサギマダラは南下(渡り)する。フジバカマのフェロモンが上空に向かって放たれればアサギマダラたちは翅を休めたくなるだろう。 | ||
立地条件からしてフジバカマを植えれば必ずアサギマダラは立ち寄る。そう、蝶の先輩から言われたことを思いだした。ゆえに、移植初年度でこんなに立ち寄ってくれたのだ。 | ||
10月2日(水)訪花数;4頭 | ||
今日は塩田までコウノトリの撮影にいくので点呼程度で終えた。 出掛ける8時過ぎに2頭、戻ったときは4頭になっていた。台風の接近で雨という予報だが終日晴だった。 |
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10月3日(木)訪花数;4頭 | ||
9時過ぎまで姿を見せなかったので渡りも終えたかなと思った。 その後、徐々に寄り付き4頭まで増えた。今日の飛翔は180mmマクロでトライした。 |
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2頭で輪を作り舞い上がっていく。双方にピントが合い楽しさが表現でき気に入った絵になった。何冊もアルバムを買ってあるので「アサギマダラ」の総集編を作ってみよう。 | ||
10月4日(金)訪花数;4頭 | ||
昨夜は渡り観察期間で初めて音が聞こえるほどの雨が降った。 鈍よりとした曇り空、今日は無理だろうと思ったが午前9時に2頭、昼には4頭が訪花した。 |
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昨日の4頭には翅傷ついた個体がいた。今日の昼に撮影した際は無傷の4頭だ。どうも入れ替わっているようだ。日が変わって同一個体が留まっている場合もあれば全て入れ替わっていることもある。ざっと見て総数の8割は実数としてもいいだろう。 | ||
先日、のっぺ山荘さんにお寄りしたときのお話だと、過去10月5日が最後の渡りだったという。大町より当地の方が多少暖かいのでもう数日は見られると思う。 | ||
10月5日(土)訪花数;12頭 | ||
未明に雨が降ったようで地面が少し濡れていた。9時前趨頭が訪花するも雨交じりの風が吹き付ける。 今日はもうダメかと思ったら、どっと押し寄せびっくりした。 |
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10月6日(日)訪花数;6頭 | ||
昨日とは打って変わった晴天で気温も上がった。12頭の余韻なのか早朝から6頭が訪花していた。 ニュースでは各地で夏日が記録されたとか。 |
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今日はアサギマダラに混じって暖地性のアオスジアゲハが訪花した。南信を除けば、厳寒の信州では越冬出来なく分布外の蝶だ。まさかの出遭いで舞い上がってしまった。 | ||
10月7日(月)訪花数;9頭 | ||
昨日は損傷著しい個体が目立ったが今朝のは綺麗だった。 18-250mmズームの望遠端で一点を見詰め気に入ったポーズをネライ撮りしてみた。 |
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今日も県下随所で夏日が記録されている。我が家の温度計は昼過ぎにようやく25℃近くまで上がった。このくらいの気温が最高に過ごしやすい。しかし、当地は軽井沢並みの冷え込みで冬場は-17℃以下まで下がる。 | ||
台風24号が日本列島に近づいている。最接近は9~10日頃とされている。午後から雲が広がってきた、この台風が通過したら渡りも終えるだろう。フジバカマの花も大分縮んできた。 | ||
10月8日(火)訪花数;5頭 | ||
飛翔撮影の歩留りが改善しない。180mmマクロで構えチャンスに合わせシャッターを切るのがいい。 トリミングしなくてもこの程度の仕上がりが可能だ。 |
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10月9日(水)訪花数;3頭 | ||
台風24号が日本海を通過し温帯性低気圧に変わる。 生暖かい風が吹くなか飛ばされまいとフジバカマにしがみつく姿が痛々しい。 |
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今日の写真は黒白処理を施してみた。アサギマダラはモノクロでも特徴を捉え綺麗に見える。北米のオオカバマダラの南下するドキュメンタリー番組を見たことがある。日本でのアサギマダラの映像はあるのだろうか。 | ||
10月10日(木)訪花数;3頭 | ||
暫く雨らしい雨が降っていなく乾燥が進んでいる。 アサギマダラの観察には良いが播種後に芽吹いた野菜の育ちが悪く困っている。 |
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最初の頃と違って(渡りが)今日で終わりかと思うのか撮影そのものが丁寧になっているように思える。一つ一つの絵が面白く感動が弱まっていないことを表現できている。 | ||
特集「アサギマダラ“渡り”給蜜地」も最後のページになるだろう。初訪花から25日目になる。夜中に気持ち降ったかなという雨もおしめりになるほどではない。夜が明けると青空が広がる。ここ数日はやや強い風が吹く。 | ||
10月11日(金)訪花数;2頭 | ||
鱗粉が退化しているアサギマダラは損傷部さえ写し込まなければいつまでも綺麗に撮れる。 ここまで44枚掲載するが新鮮な感動を持ち続ければ絵も皆異なる。 |
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