二つ折りの手紙 “Butterfly” が花の番地 “Cotage garden by tyokyojin” を探している
蝶狂人の初夏  (撮影2018年度)
 初夏(6月末)までの撮影記録は、2017(33)・2016(52)・2015(45)・2014(55)・2013(48)種、平均47朱前後という過去実績・・・・今シーズンはどうかな?
 6/02 クロヒカゲ(タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科) No.21

 パイナップルとバナナのミックスジュースで林の中に棲む仲間を呼ぼうと思うも適当な場所が見当たらない。
 6/02 キタテハ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) No.22
 6/02 モンキチョウ(シロチョウ科モンキチョウ亜科)
 同系色のカモミールの繁み、それでも良い雰囲気を醸し出している。
 6/03 イチモンジチョウ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) No.23
 シバザクラの仲間をブッドレアの根元と羽化小屋(ヒメギフチョウ)の前に植えた。花期の盛りを過ぎたシバザクラに訪花・・・・
 6/03 オオルリシジミ(シジミチョウ科ヒメシジミ亜科)
 クララの花穂の先端がメイガに総なめされ心配する中、オオルリシジミが何くそと産卵に飛来した。小画像、後翅の橙帯の下辺りに卵が写っている。オオルリシジミの保護累代飼育を始めて3年になる。昨年もそうだが今年は完全に失敗だ。自然界に比べ早めに羽化していたが今年はかなり遅れた。出張・白内障の手術と重なり「交尾個体」の抜き出しがうまく出来なかった。食草とのタイミングが大きくズレ食草不足が危惧される。
 6/03 ヒメシジミ(シジミチョウ科ヒメシジミ亜科) No.24
 ミヤコグサが咲くエリアにヒメシジミが陣取った。ミヤコグサも、まとまって咲くと綺麗なものだ。鬼怒川のシルビアシジミの保護区に咲いていたことを思い出す。台地の溜池の土手に咲いていたものを移植したものだ。
 6/04 テングチョウ(タテハチョウ科テングチョウ亜科) No.25
 今年の1・2月に鎌倉の寺社巡りをした。その際に「蓮鉢」を見付け育ててみようと思い立った。ネットで調べ奈良の生蓮寺さんから種を送って頂いた。今年は、運がよければ咲くかも、蓮根の育成に・・・・とのことだ。バタフライガーデンの一画に生まれたビオトーブ、楽しみが増えた。
 6/05 アカシジミ(シジミチョウ科ミドリシジミ亜科) No.26 ゼフ1
 庭をアカシジミが横切った・・・・えっ!・・・・もう?。数は少なかったが「ゼフの散歩道」でも発生・・・・過去の記録を紐解くと、早いことはなく平年並み、早いとの思い込みだった。
 6/07 オオミスジ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) No.27
 そろそろかと思っていたら、キッチリと発生日を守ってくれた。多くの蝶が、決まった頃に訪れる。何時ものように何時もの蝶が飛来する。何時も通りというのが最も安心する。環境変化は町が活性化している証拠、全てとはいわないまでも「温故知新」程度の変化はおきて欲しいものだ。
 6/07 メスグロヒョウモン(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) No.28
 「ヒョウモン」の仲間、トップバッターはウラギンヒョウモン、メスグロヒョウモンが2番手になった。初夏を告げる蝶は「ウラギンヒョウモン」「クモガタヒョウモン」「ウラギンスジヒョウモン」かと思っていたが、「メスグロヒョウモン」も仲間に入ってきた。温暖化のパラダイムシフトは、好ましいものなのか、そうでないものか?
 6/08 ゴマダラチョウ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) No.29
 数日前から、農道奥の竹藪にある高樹(名前不明)に「らしき蝶」が梢を旋回していた。多分本種であろうと思っていた。枝上の蝶にピントが合せられるようになったとゴマダラチョウの撮影以上に白内障手術の結果に喜んでいる。
 6/08 ウラゴマダラシジミ(シジミチョウ科ミドリシジミ亜科) No.30 ゼフ2
 ゼフ1号・2号は、ウラゴマダラシジミとミズイロオナガシジミであったが、キチンとアカシジミが撮影出来るようになったので「正常?」になったのかな・・・・。地方によって異なるが、ゼフィルスの発生は「オオミドリ」「ミズイロオナガ」「アカ」「ウラナミアカ」と続くようだ。
 6/08 キタキチョウ(シロチョウ科モキチョウ亜科) No.31
 キチョウは成虫無越冬する。これは越冬、これは新生と区別する時期が難しい。そのためか、撮影順がどうしても遅れてしまいがちである。言い訳がましいが、本種もなかなか止まらずに飛び続けるので、“普通種”ゆえ撮影が後回しになってしまうのも事実だ。
 6/08 アカシジミ(シジミチョウ科ミドリシジミ亜科)
 「アカシジミ」の仲間(そんな括りはないかも・・・・)、「翅表」の撮影は運のみと断言したいほど難しい。飛翔でなく静止個体での撮影をしてみたい。
 6/12 ミズイロオナガシジミ(シジミチョウ科ミドリシジミ亜科) No.32 ゼフ2
 「ミズイロオナガシジミ」には、帯紋の幅広がいる。大北地方では結構見掛けたが東信地方では未だに見ていない。当地に果たしているのだろうか・・・・。話は戻って、今年はミズイロオナガシジミは少ないのかと思うほどに撮影チャンスがない。
 6/12 ミドリヒョウモン(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) No.33
 ミドリヒョウモンの撮影は、多くの年度で「夏眠」明けだった。・・・・と言うことで「ヒョウモン」の仲間の3番手に食い込んできたことには驚きだ。
 6/12 ヒメキマダラセセリ(セセリチョウ科セセリチョウ亜科) No.34
 ヒメキマダラセセリも「オカトラノオ」と相性が良い。セセリチョウの中でも「美人」の部類だと思う。ミヤマセセリ・ダイミョウセセリ・キマダラセセリともども、もっと飛来して欲しいと思う。
 6/12 ホシミスジ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) No.35
 「オオミスジ」に次いで姿を見せる「ホシミスジ」、そんなに間隔が開かないのにキチンと順番を守っている。農道奥のハタンキョウもしくはウメの木で発生しているものと思う。発生後、まもなくして庭の小池周辺に顔を見せるのも毎年のパターンだ。世間では普通種のミスジチョウは、当地では貴重、なかなかお目にかかれない。今までに撮影した個体はみな損傷もしくは色褪せている。
 6/12 スジボソヤマキチョウ(シロチョウ科モンキチョウ亜科) No.36
 訪花でないスジボソヤマキチョウは、どう撮ろうかと考える間もなく葉の裏に回り込んでしまう。我が身を保護色と考えているのだろうか・・・・自らの翅にも葉脈をクッキリと持ち併せている。こんな説明は、どの図鑑にも掲載されていない。いろんな図鑑を並べてみると殆ど同様の内容だ。それだけ研究不足なのだろうか?
 6/12 ヒメシジミ(シジミチョウ科ヒメシジミ亜科)
 我が家に飛来するヒメシジミのメスには「青い星」が明確に表れている個体が混じっている。隠れて見えないが前翅裏の楕円状の黒斑点も確認出来るのだが・・・・ミヤマシジミではないかと真面目に(?)迷ってしまう。
 6/14 ヒメシジミ(シジミチョウ科ヒメシジミ亜科)
 「青い星」がなくヒメシジミ(♀)と素直に同定することが出来る。まぁ、こうして並べてみると「同じ」、即ち「ヒメシジミ」であると迷うこともなかろうが・・・・「ミヤマシジミ」への期待が大きいだけに「同定眼」も狂ってくるのであろう。
 6/13 イチモンジセセリ(セセリチョウ科セセリチョウ亜科)
 「イチモンジセセリ」は、6月より8月の方が多く発生する。何も本種に限らず、越冬後、即ち「第1化」の方が厳しい冬越しで生存率が下がり、「第2化」(最終羽化)の方が、それを見込んで「多発生」するのは生き物の習わしとて当然であろう。
 6/13 ルリシジミ(シジミチョウ科ヒメシジミ亜科)
 「ルリシジミ」は、「梅雨時の蝶」という思いが強い。また、かつて「梅雨時」にチラチラと小川縁の木々が密集しているところで採集していたら、近くのご婦人から「そんなに捕えて食べるんかい」と聞かれたことも思い出の一つになっている。
 6/13 ヒオドシチョウ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) No.37
 「ヒオドシチョウ」は、こんなシチュエーションが似合う蝶だ。花で吸蜜するのもいいが、どことなくワイルドな表現が出来て好きだ。
 6/13 モンキチョウ(シロチョウ科モンキチョウ亜科)
 モンキチョウが「求愛飛翔」をしていた。飛翔撮影は「無駄打ち」なので好まない。そこに何かの「ドラマ」性があるのなら話は別だ・・・・必至に追掛けチャンスを捉える。(通常見せない翅表を撮りたいので飛翔撮影を・・・・動画で撮って欲しい。そんな蝶でも開翅を撮る兵がいる・・・・これには脱帽だ!)
 6/13 キバネセセリ(セセリチョウ科アオバセセリ亜科) No.38
 網戸に虻が・・・・と、いゃ違うと二度見、少し発生が早いのではと思うも若干擦れている。我が家には、結構レアな訪問者が舞い込む。共通して言えるのは「クサイ奴」(空き巣?)・・・・イャイャ違う、猫のトイレ、アンモニア臭を好む蝶達だ。
 6/18 ヒカゲチョウ(タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科) No.39
 ペット臭は認めるも、ログハウスは湿気が多い家じゃないぞ!君は何が目的か?障子に穴を開けて覗き見するのか・・・・ワーロンシートなので穴は開かない。
 6/21 ジョウザンミドリシジミ(シジミチョウ科ミドリシジミ亜科) No.40 ゼフ3
 暫くぶりに「ゼフの散歩道」に行ってみる。時間が時間だけにテリ張りショーは過ぎたようだ。それでも、カーテンコールには間に合ったようだ。600kmも平気で走るのに数百メートルの場所というのに足が重い。ゼフに飽きたのではなく環境が悪化(森林伐採・残土投棄等)し蝶種が少なくなったからかも・・・・
 6/21 コチャバネセセリ(セセリチョウ科セセリチョウ亜科) No.41
 撮影の合間に翅裏がチラリ・・・・コチャバネセセリ。そういえば駐車場の環境が変った(グランドカバー)のか姿を見せなくなった。
 6/21 クロヒカゲ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科)
 薄暗い環境を好むので露出調整が難しい。内臓ストロボでは色合いが違ってしまう。警戒感の強い蝶ゆえ、横向きの時間が短く短期間でのピント合わせと・・・・以外に手ごわい蝶である。エリア内に生息が確実なウラジャノメ、いつになったら撮影出来るだろう。目撃だけでも・・・・期待しつつ見回るも。
 6/21 ヒメジャノメ(タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科) No.42
 チョンチョンと跳ねるように近寄るジャノメ、カメラを向けると別人のように早足で飛び去る。地味な普通種うえ、そのうちに撮ればという気持ちで見送る。
 6/24 オオミドリシジミ(シジミチョウ科ミドリシジミ亜科) No.43 ゼフ4
 メス・オス、綺麗な個体を撮ることが出来た。ゼフィルスのオスは、テリ張りで翅が痛むので羽化直を狙いたい。数年前に比べ、蝶撮影の環境が悪化したので発生数が減る以上に撮影チャンスが減少している。それとも、自分では気づいていない「おっくう」さが進んでいるのだろうか・・・・
 6/24 スジグロシロチョウ(シロチョウ科モンシロチョウ亜科) No.44
 当エリアにおけるスジグロシロチョウとの出遭いは少ない。目の前の沢(谷)にはヤマトスジグロシロチョウが生息する。谷風にのって特有の蝶が舞い上がってくるのを期待するのだが・・・・。ソーラーパネルが谷縁から、すぐ家の東北側まで敷き詰められているのが阻害要因のひとつと考えられるのだが・・・・
 6/24 ヒメシジミ(シジミチョウ科ヒメシジミ亜科)
 オオルリシジミの食草に植えてあるクララ、メイガの大量発生でオオルリシジミの生育に悪影響がと危惧、メイガが巣立ちし姿を消すと同時にちゃっかり我が天国とばかりにヒメシジミが産卵ラッシュ。オオルリシジミの食草採取、花穂のチェックをすると「卵」があるある、「幼虫」がいるいる、困ったことだ。
 6/26 オオムラサキ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) No.45 三毛親子とのコラボ
 お母ちゃん何かいるの?  よく見えないよぉ~   静かにしなさい! 

 “蝶狂人”家の居候猫、やっぱり蝶が好きなようです。

 画像クリックで拡大
 はぁ~ぃ カメラを見てよぉ~  お母ちゃん 頭さげてょぉ~   
 6/26 オオムラサキ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科)
 羽化シーズンになると、毎年のようにオオムラサキが挨拶に飛来する。今年も、付近で見掛ける前にテラスに上がってきた。猫ともどもお持て成し・・・・素晴らしい「ドラマチック」な写真が撮れた。オオムラサキに礼を言うべきか居候の猫親子に礼を言うべきか・・・・ありがとう。
 6/26 オオムラサキ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科)
 オオムラサキの訪問、順番が前後するが、テラスに飾ってある「ミヤマシジミ」の額縁をなめるように見回るシーンを「ホンイチ」と懸命に撮っていたが、猫親子とのコラボにその座を奪われてしまった。
 6/29 メスグロヒョウモン(タテハチョウ科タテハチョウ亜科)
 「オカトラノオ」が満開、こういったシーンを描いての移植、「花と蝶」は定番だが自然界ぽくって絵になる。確か丸森(宮城)の小さな滝への小道で「オカトラノ」で吸蜜する「ダイミョウセセリ」「ヒメキマダラセセリ」「クモガタヒョウモン」に出遭ったことが眼底に焼き付き、その再現にと移植したのであった。
 6/29 ウラギンスジヒョウモ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) No.46
 ウラギンスジヒョウモンに於いても同様だが、本種は何といっても水飲みシーンが「お決まり」に変わりない。しかし、その水飲みシーンが近年全く見れない。農道上においても年々と花が増えているため露地部がなくなってきている。
 6/30 ウラナミアカシジミ(シジミチョウ科ミドリシジミ亜科) No.47 ゼフ5
 久しく「ウラナミアカシジミ」を見ないと思っていたが、この日以降結構見掛ける。そんな年になった。1枚撮り、角度を変えシャッターを切る。やってしまった・・・・フラッシュに驚き舞い立ったのである。ピンが合い、運よくフレーム内で収まってくれた。やや損傷しているが翅表がバッチリ撮れている。
 6/30 ジョウザンミドリシジミ(シジミチョウ科ミドリシジミ亜科) 
 やや擦れた個体であり、止った場所が足場の不安定な斜面、もう少し回り込めたら良かったが止む無い。残土処理場なので環境悪化は年々進んでいる。丁度良い場所にアカシアの若い木があり高さも良かった。2-3年前に伐採されてしまい、好みの絵が撮れない。
 6/30 トラフシジミ(シジミチョウ科ミドリシジミ亜科)
 トラフシジミの夏型、光線の具合も良くクッキリと綺麗に撮れた。トラフシジミは結構頻繁に見掛ける。たまに開翅を見掛けるが、今シーズンは決定打に恵まれていない。
 6/30 シータテハ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科)
 シータテハで良いと思うが自信がある訳ではなく番号登録はしないでおこう。。
 6/30 ミヤマカラスシジミ(シジミチョウ科ミドリシジミ亜科) No.48
 迷うところであるが、ミヤマカラスシジミで良かろう。