二つ折りの手紙 “Butterfly” が花の番地 “Cotage garden by tyokyojin” を探している
蝶狂人の盛夏  (撮影2018年度)
 初夏(6月末)までの撮影記録は47種、ちなみに2017(33)・2016(52)・2015(45)・2014(55)・2013(48)種、平均47朱前後という結果である。そして、盛夏(7月度)は、2017(18)・2016(16)・2015(12)・2014(20)・2013(9)種であった。今シーズンの結果は如何にゃ・・・・?
 結果を先に言おう。
201812)種、そして新たにスミナガシが加わって記録は95種に!!!
 7/01 オオミスジ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科)

 農道奥に梅と巴旦杏の大木が並んでいる。毎年、オオミスジ次いでホシミスジと発生している。赤く色づき始めた梅をバケツ一杯取り赤紫蘇漬けにした。「オッチャン、まだ残っているよ!」とでも言っているようだ。
 7/01 キマダラセセリ(セセリチョウ科セセリチョウ亜科) No.49
 かつては「レッドリスト」に掲載されていた時期もあったかと記憶する。短い期間だが顔をみせてくれるセセリチョウた。
 7/02 クモガタヒョウモン(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) No.50
 ヒョウモンチョウの翅裏を見ると・・・・自分の目が霞んでいるかとおもうような蝶だ。ヒョウモンチョウの仲間では顔をみせる度合いが低い。
 7/07 ミヤマカラスシジミ(シジミチョウ科ミドリシジミ亜科)
 同族のカラスシジミと比べると普通に見られる蝶だ。ヒメジョオンに訪花しているシーンを多く見掛ける。農道のヒメジョンは大分抜いたので少しすねているかも知れない。やはり、百合の花のように大きな花には蝶もそれなり・・・・アゲハチョウが似合う。今シーズンは透かし百合にもチャンスは訪れなかった。
 7/07 アカタテハ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) No.51
 アカタテハは秋の蝶としてキク等に訪花していることを多く見掛けていた。当地に来てからはブッドレアの主のように独り占めする時期がある。
 7/07 キバネセセリ(セセリチョウ科アオバセセリ亜科)
 アオバセセリの仲間で、キバネセセリが飛来してから少し間を開けアオバセセリが訪花飛来する。不思議にも同時に訪花しているところを見ていない。仲が悪いのかと思ってしまう。
 7/08 ジャノメチョウ(タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科) No.52
 ジャノメチョウの羽化直個体は、部分的に「輝いて」見えることを知った。産毛だろうと思う。知っていたら撮影時にもっと工夫をしたと思う。ただ、ジャノメチョウは、かなりの神経質で一度逃したら二度目の撮影はないと思わねばならない。
 7/08 オオムラサキ ♂&♀(タテハチョウ科タテハチョウ亜科)
 北御牧村(現東御市)の「村蝶」に指定されている。それ程に個体数が多い。もとより「国蝶」に指定されているので、合併して「オオルリシジミ」が「市蝶」に指定されたので問題はなかろう。
 7/08 ホシミスジ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科)
 「オオミスジ」より一回り小さな「ホシミスジ」、似ているので「アレッ?」・・・・どちらさんと戸惑うこともしばしば、いずれも和の雰囲気があって好きな蝶だ。
 7/08 ウラギンヒョウモン(タテハチョウ科タテハチョウ亜科)
 蝶鳥ウォッチングさんのブログによれば、「ウラギンヒョウモン」は3種に分けられるとか、「サトウラギンヒョウモン」(全国低標高地)・「ヤマウラギンヒョウモン」(全国高標高地)・「ヒメウラギンヒョウモン」(北海道渡島のみ)という。何処がどう異なるか別にし、一見して「雰囲気」で2通りは居る。この写真は、しいて言えば「ヤマ」だろう・・・・誰だ「ヤマ勘で言うな」って奴は!
 7/08 トラフシジミ(シジミチョウ科ミドリシジミ亜科)
 思い描くシチュエーションに遭遇出来ない。そんな蝶がいるから毎年熱中できるのである。(負け惜しみ?)
 7/08 ミヤマカラスシジミ(シジミチョウ科ミドリシジミ亜科)
 ミヤマカラスシジミの「定番」、ヒメジョオンで吸蜜するミヤマカラスシジミ。撮るには撮れたが構図がイマイチ納得できない。ただ、色合いが柔らかで好きなシーンだ。
 7/08 ヒメキマダラセセリ(セセリチョウ科セセリチョウ亜科)
 ヒメキマダラセセリの飛来は少なくなっているように思える。近くの林道では比較的見掛ける種なので減少している訳でもない・・・・生活環境を研究し飛来度を高めたい種の一つだと思う。
 7/10 キバネセセリ(セセリチョウ科アオバセセリ亜科)
 これは面白いシーンだと思う。狙って撮れるものではないが・・・・シャッターを切る瞬発力が鈍り百分の一のレベルで遅れ気味になっているのが功しているのかな・・・・これって「年の功」?。アオバセセリでも同様のシーンが撮れたら最高だ。
 7/10 ミヤマチャバネセセリ(セセリチョウ科セセリチョウ亜科)
 今シーズンは「是だ!」という一枚が撮れていない、夏型も擦れた個体が多くなってきたので、残念ながら無理かも知れない。
 7/11 ルリタテハ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) No.53
 ルリタテハの食草であるホトトギス、何本も根付いているが場所が悪いのかな?宮城に居る頃、庭の物置周りに群落に近いほどホトトギスがあり2化発生(累代2世)したことがあった。環境的には非常に似通っていると思うのだが・・・・飛来もしているのに?
 7/12 キマダラモドキ(タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科) No.54
 かつては部屋の中まで押しかけてきたのに近年は環境が変ったのか見掛けるのも少なくなった。農道奥の梅と巴旦杏の樹液漏出部を頻繁に見ているのだが・・・・
 7/12 ツマグロヒョウモン(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) No.55
 南方系のツマグロヒョウモンも毎年見掛けるようになった。これも温暖化の影響だろう。東北信での定着は耳にしていない。園芸種のパンジーを食草にしているようなので、当地のような厳寒地でなければ早いうちに定着するものと考えられる。
 7/13 ジャコウアゲハ(アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科)
 今年の暑さ、草取りを始めたのは9時半頃、もうぐったりと長い尾をたらし日影で休んでいた。訪花吸蜜シーンは活動的でいい絵になる。シャキッとした絵が欲しい。
 7/13 ウラギンスジヒョウモン(♀)(タテハチョウ科タテハチョウ亜科)
 ウラギンスジヒョウモンに関して言えば、集団吸水シーンの再現が課題である。造園初期の頃は数頭の吸水シーンは実現出来たが、その後の進展が見られない。カモミールが蔓延るようになったのが原因であろうか?
 7/13 オナガアゲハ(アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科) No.56
 黒色系アゲハで、撮影出来ているのはジャコウアゲハとオナガアゲハだけだ。クロアゲハとカラスアゲハは、ブッドレアが最盛期を越そうとしているのに未だにチャンスなし。近くの御代田町にはヤマユリ園があるので紀行的には問題ないと思われる。
 7/13 アカタテハ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科)
 ヒョウモンの仲間が「夏眠」(高標高地へ避暑)に入ると、バタフライガーデン“蝶狂人”は一気に静かになる。そうなると、アカタテハやキタテハが我が物顔で飛び回る。
 7/13 ジャコウアゲハ(追加画像)&カマキリに捕食されるスキバホウジャク(参考画像)
 ジャコウアゲハは毒を持っているし独特の臭いで身をまもる。それに対し、ホバリングで吸蜜するスキバホウジャクは身を守る術を持たないのかいとも容易くカマキリに捕食されてしまう。
 7/14 スミナガシ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) No.57 第95種目
 何だヒカゲチョウの類かと見送ってしまうところであった。何だろうと一瞬頭を過ぎる何かがあり二度見したことが幸いし、何時かと待ち望んでいたスミナガシに遭遇した。丁度持ち合わせていたTG-4で動画撮影も出来た。羽化して間もないだろう。頻繁に顔を見せる蝶ではないので綺麗な個体での撮影は大歓迎だ。
 7/14 ルリタテハ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科)
 テリ張りをするでもなく、じっと何かを見ている。単なる休憩なのか・・・・
 7/15 オナガシジミ(シジミチョウ科ミドリシジミ亜科) No.58 ゼフ6
 昼過ぎの不活発な時間帯、薄暗い「木の下闇」で時(我ら人間の昼寝明け)を待つ。露出不足でなかなかシャープな映像が得られない。
 7/25 ヤマトシジミ(シジミチョウ科ヒメシジミ亜科)
 余りの暑さで蝶もバテたのか飛び回る数が少ない。ヤマトシジミの交尾が目に止ったのでカメラを取りに部屋に戻る。交尾中は動きが止まるので、そのくらいの時間は待ってくれている。
 7/26 アオバセセリ(セセリチョウ科アオバセセリ亜科) No.59
 キタアカリ(ジャガイモ)の収穫、心配を払拭した極玉が数多く獲れた。一休みしていると、目の前を素早く通り抜けた蝶影、垣根の花木に止った。予想通りのアオバセセリ、これからしばらくの間、ブットレアに訪花するであろう。
 7/27 モンシロチョウ(シロチョウ科シロチョウ亜科) 蓮の巻葉に産卵
 モンシロチョウが、蓮の巻葉に産卵をしている。蓮の葉を食草にするとは知らなかった。雑食ゆえ青物なら何でもいいのかい・・・・。
 7/27 アオバセセリ(セセリチョウ科アオバセセリ亜科)
 予想通り翌日からブッドレアに飛来、先ずは三尺バーベナ・・・・それからブッドレアへ。TG-4を手持ちで動画撮影、手が揺れて物にならないだろうと思ったが結構いける。フェースブックに動画を投稿した。
 7/31 ヒメアカタテハ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) No.60
 バタフライガーデン“蝶狂人”の「盛夏編」のトリはヒメアカタテハ、第59番目のお客様。