二つ折りの手紙 “Butterfly” が花の番地 “Cotage garden by tyokyojin” を探している
蝶狂人の春  (撮影2020年度)
 
 「バタフライガーデン“蝶狂人”」の元年は2011年、今年は10周年にあたる。初見の蝶だけを掲載するのではなく、日々の観察・撮影より、面白いものが撮れたら蝶種の重複を恐れずにどんどん掲載していこうと思う。昨年までは、コメントを付記してきたが、特記事項の無い場合は画像のみとしよう。同日に同種が46枚になろうと、掲載したい画像があれば制限せずに掲載することも良しとしよう。
 蝶撮影用として「TAMRON 180mm 1:3.5 MACRO φ72」を2008年より愛用している。一方、明るいレンズ「大口径」として、「TAMURON 28-75mm 1:2.8 MACRO φ67」を持っている。「2本の大口径」として、「28-200mm」を揃えたく「TAMRON 70-200mm 1:2.8 φ77」の購入を決めた。コジマネットで発注し2日後の2019.12.10に宅配された。「TAMURON 180mm MACRO」に劣らぬボケが得られるようだ。それに増し明るいレンズということで今季より戦力に加わる。
 229日 テングチョウ(越冬)  229日 キタテハ(越冬)
 229日 オツネントンボ(越冬)  
 背景のボケは満足のいくレベルである。
 32日 モンシロチョウ No.01  39日 キタキチョウ(越冬)
 311日 ルリタテハ(越冬)  314日 橋の雪化粧
 昨年(2019.08.16)の「旅の未知草」(米沢)で「芳泉寺庭園」(米沢三名園の一つ)にある土橋に感銘し、自分でもと12月に西の畑に和風庭園を造った。バタフライガーデンの一つとして今季より加わる。自画自賛になるが、こうして眺めるとなかなかの出来栄えだと自負できる。
 315日 モンシロチョウ  318日 モンキチョウ No.02
 318日 モンキチョウ  319日 ウグイスの初鳴き
 319日 ヒオドシチョウ(越冬)
 322日 モンシロチョウ  325日 キタキチョウ(越冬)
 327日 スジグロシロチョウ No.03
 329日 積雪27cm
 こうやつて眺めて見ると、何もない(見えない)土橋が粋に見える。草が生え、植えた花が伸び、肝心の蓮華が隠れて見えなかったらと思うと・・・・。
 49日 ルリシジミ No.04
 49日 ツバメの初飛来
 M氏より411日にカラタチの苗を頂く、大きな2本、小さな3本、大きい苗は根付かないかもしれないと・・・・
 419日 ヒメギフチョウ No.05
 今シーズンの発生は「早い」だろうと思い3月下旬から様子見をしていたが、46日と平年並みであった。
 425日 ツバメシジミ No.06
 425日 ベニシジミ No.07
 427日 ツマキチョウ No.08
 左画像の「ツルハナシノブ」の先端は「猫の髭」でした。バタフライガーデンは「猫屋敷」と化した?
 428日 トラフシジミ No.09
 駐車場で「黒いモノ」が飛んだ、探してみるとハーブに本種が、そして横のカナメの垣根に、その後裏の花畑へと。
 午後、部屋の窓から見える「コニファー」(ロシアンゴールド)の梢を飛び回る黒い蝶が・・・・初めて眺めるトラフのテリ張りと卍飛翔。
 トラフシシジミのテリ張りと卍飛翔は今シーズンのトピックスになるね。
 429日 アゲハ No.10
 芳香 樹高が低めで葉が小さく、枝がねじれ曲がる雲龍タイプのカラタチ。春に花、秋には実と紅葉など観賞期は長い。後日、10疋強の孵化、まだ蝶の餌にはなれないので近くのセリに移動させた。
 429日 コツバメ No.11
 農道の長椅子で休憩のお茶、すぐ脇の山辛子に止るも一瞬の出来事、撮れたのはこの一コマのみ。
 429日 ヤマトシジミ No.12
 430日 ヤマトシジミとの戯れ(其の壱)
 ヤマトシジミの生息環境に近づいているのか、年々、その数が多くなっているように思える。
 魚眼レンズは持っていないが、広角レンズ(10-24mm)を持っているので、次の機会にでも試してみよう。
 ここでは遊んでみたが、よほどのことが無い限り「地べたの蝶」を上から撮ることはない。地面すれすれにカメラを置き、水平に近い角度で撮るようにしている。
 52日 ヤマトシジミとの戯れ(其の弐)
 TG-4の顕微鏡モード(スーパーマクロ撮影)での試み・・・・もう少し背景のボケを強めないとうるさすぎる。TG-4には、フィツシュアイモードも付いていたので試してみる価値はありそうだ。
 大口径28-75mm 1:2.8 MACRO、ツルハナシノブで試写し、TG-4と同じ場所に移動して本番撮影、納得!
 55日 スジグロシロチョウ
 56日 カラスアゲハ No.13
 黒色系アゲハの春型は撮影機会に恵まれていない。ツルハナシノブで一度撮ったことから、株数を増やしたが花期とのタイミングが合わなく、芝桜や霞草も植えてみた。躑躅にも訪花するが躑躅は歳月もかかることから敬遠してきた。
 57日 コツバメ
 57日 ツマキチョウ(♂)
 57日 コミスジ No.14
 59日 ツバメシジミ(♂)
 59日 ミヤマチャバネセセリ No.15
 蓮栽培の大型水槽の周囲は盛土になっている。前頁のカラスアゲハの画像のように、盛土の縁を石囲みにして、芝桜もだいぶ増えているので晩秋にも移植を考えてみよう。
 59日 アオバセセリ No.16
 春型のアオバセセリが飛来するのは珍しい。もつぱら、ブツドレアにキバネセセリが訪花し、その後での訪花と決まっていた。毎年、決まったようにアオバセセリが飛来するので、何とかスミナガシも誘導してみたい。近所では、犬の糞に飛来しているとのことだが・・・・。
 510日 キアゲハ No.17
 510日 ヤマトシジミ(♀)
 510日 ベニシジミ
 510日 アゲハ
 511日 ウスバシロチョウ No.18
 511日 キアゲハ(昨日、No.17のリベンジ)
 ホトケノザ(シソ科オドリコソウ属)は、一年草あるいは越年草である。畑の雑草としていくらでも生えている。キアゲハで2回も撮影している。一画に固め植えしてみよう。
 511日 名残りのツマキチョウ(♂)
 512日 アリューム(ギガンチューム)に訪花したアゲハ
 アリューム(ヒガンバナ科アリウム属 耐寒性球根)は、元ユリ科でヒガンバナ科に編入、別名ハナネギ、言ってみればネギ坊主じゃないか、普通のネギ坊主のように畝植えだと蝶たちは喜んでくれるだろう。早速、タキイの種に発注しよう。「丹頂」(10球)、「ピンクジュエル」(5球)、「サマードラマー」(5球)、「ロージービューティー」(5球)、「グレイスフルビューテイー」(10球)の535球。大型・中型、草丈30~200cm、花期は春~夏と目的に合致ししている。折角なので、ネギ坊主も一諸に移植しよう。場所は、大型ハス用水槽の北側、現サツマイモの場所が適地。
 513日 ミヤマセセリ No.19
 休憩中の一瞬の出来事、撮れたのはこの一枚のみみ・・・・これで終えたら寂し過ぎる。
 513日 ツマキチョウ(♀ & ♂)
 511日 ウスバシロチョウ
 山で採取した「ヤマガラシ」、数年前に異常繁殖、農道の奥まで広がった。増えたおかげで、ウスバシロチョウが発生と同時に集うようになつた。嬉しいことは否定しないが、フジバカマの株にまで潜り込みフジバカマは弱り切ってしまった。最近は、咲き終えたら無造作に削り取っている。これは、コマツナギと同じ、ミヤマシジミが飛来しなくなつたので、コマツナギエリアの縮小を考えている。
 515日 ウラギンヒョウモン No.20
 515日 ミヤマチャバネセセリ
 長野県指定レツドリスト、絶滅危惧ⅠBで登録しているのは、ミヤマチャバネセセリ・ヤマキチョウ・オオルリシジミ、ヤマキチョウは越冬体で1回のみ、ミヤマチャバネセセリは春・夏型ともに安定的に飛来してくれるのでありがたい。
 517日 アゲハ
 芝桜は、アゲハチョウ科にとつて貴重な密源、バフライガーデンに必須の花である。垣根の三重カナメの根元に移植したのは、春は元気に咲いてくれたが、夏の猛暑・旱で絶滅寸前である。
 この秋に「挿し芽」で増やそう。9月下~10月下に、茎の先端を5~10cmほど切り、肥料分の少ない用土3~5本さす。
 522日 ネギ坊主とウスバシロチョウ
 ウスバシロチョウの撮影は、「ヤマカラシ」と決めていましたが、定番は「ネギ坊主」です。数年前から、撮影用としてネギ坊主を一画だけ刈り取らず残すようにしています。
 ネギは秋に全て収穫し、束ねて稲ワラで括り冬越しをします。それでも寒冷地ゆえ凍みます。食べ切れないものは、凍みが融けると腐ってしまいます。数年前から、秋の収穫をせず、食べる分だけ畑より獲るようにしました。そして、春になると芽が出て再び育ち始めます。ネギは越冬後必ず「ネギ坊主」が出来ます。種を刈り取り植え直すと、再び伸びて収穫出来ます。ネギ坊主を取らなくても伸びますが、前述の方が生育は良いです。ネギ坊主は、妻が刈り取ってくれますが、一画だけウスバシロチョウの訪花用として残すようにしています。
 525日 アサマイチモンジ No.21
 525日 ネギ坊主とウスバシロチョウ
 ネギ坊主に、5-6頭のウスバシロチョウが訪花した。なかなかの見応えある光景だ。
 525日 ベロニカ・クレーターレイクブルーとミヤマセセリ
 ベロニカ・クレーターレイクブルーが増えたので、あちこちに「まとめ植え」してある。今迄、訪花する蝶も少なくバタフライガーデンに適しているか疑問を感じていた。もともと、名前に惚れて庭の池周り植えたのが始まりであった。そこに、ミヤマセセリが思いがけない訪花、なかなか絵になる花と再認識した。
 526日 オナガアゲハ No.22
 526日 コジャノメ No.23
 526日 オオルリシジミ No.24
 「累代飼育」の蛹は75個(小学校に37個を拠出済)、羽化は5/27-6/466個を交尾ケージへ、不全死滅が9個であった。また、コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言が 4/7 に発布された。これを受け、「オオルリシジミを守る会の総会」はハガキでの信任、「親子観察会」は中止となった。「親子観察会」の会場は企業の敷地内ということもあり、一般見学も不可となり、守る会の役員も、やっとのことで環境確認も出来た。
 
 526日 アサマイチモンジ 
 ネギ坊主は、アサマイチモンジにも受け入れられたようだ。ネギは列植えにするので、ネギ坊主を蝶用に端の一部を残しておくので場所に制約が出てくる。期待に応えて来シーズンは、ネギ坊主のバタフライバージョンを作ってみようと思う。寄せ植えにし、やや大株でまとめる。その周囲に、増やす予定の芝桜を敷き詰める。勿論(アゲハチョウの吸密飛来を考え)、盛土で周囲は石囲みにする。発注した「アリューム」も同形態でまとめてみようと思う。野菜栽培は、育っても無駄が多過ぎるので野菜畑は更に縮小しようと思う。
 カモミールは、農場上に広がっている。カモミール・ティとしても飲んでいるので、「カモミールエリア」も作ろう。
 528日 オオルリシジミ
 526日 片翅を隠すアゲハと蜘蛛の巣に架かるウスバシロチョウ
 529日 ウラギンヒョウモン
 530日 ヤマキマダラヒカゲ No.25
 「難解の蝶」を撮ってしまつた。撮ったからには、何とか「ラベリング」しないといけない。まずは「サトキマダラヒカゲ」と同定し保存、編集を終えアップする時期がきた。時は、既に「晩夏の蝶」(8月)も終わろうとしている。時を同じくし、またもや「難解の蝶」の合い方を撮ってしまつた。春型と夏型、異となるところもあるが、「入替」を決断した。
 531日 ヒメウラナミジャノメ No.26
     
 昨年の「春の蝶」は「17種」であった。順次、遡ってみよう。2018年(20種)、2017年(13種)、2016年(20種)、2015年(20種)、2014年(24種)、2018年(20種)、2013年(18種)である。新記録になる。今シーズンのトータルは・・・・どうなるだろう?