蝶棲庵の春 ; 消えた仲春
2022. 3-5
 「バタフライガーデン“蝶狂人”に集う蝶たち」で11年が経った。思うところがあって「コテージガーデン“蝶棲庵”に集う蝶たち」と改め再出発することにした。今シーズンの目標は、「キベリタテハ」と「アカセセリ」の撮影で100種達成!
【表札】(Cottage Garden 蝶棲庵
 2011年より住み付いた御牧原台地、作ろう作ろうと思い満11年も経ってしまった。友人の大島画伯にお願いしたところ一日で描いて頂けた。妻と受け取りに伺い(3/8)、取り付け(3/10)、オブジェも完成させた(4/6)。
 モンシロチョウ;シロチョウ科モンシロチョウ亜科 03/09 No.01
 庭そして家の北側に雪が残る。そんな中でのモンシロチョウの初見は2014年以来、その歳も39日であった。その年のNo.2はルリシジミであり413日、一ヶ月以上後のことである。
 ルリシジミ;シジミチョウ科ヒメシジミ亜科 04/02、07 No.02
 ヒメギフチョウ;アゲハチョウ科ウスバアゲハ亜科 04/07 No.03 
 消えた仲春(4.8-4.28 3 weeks
 再び眺めることが出来た「ピンクムーン」(417日、佐久医療センター222号室)
→妻よりカメラの差し入れ
; 4/14 ICUから一般病棟に移動祝い)
①発症4/8 14:30
 会議資料の投函・入荷カメラの引取りにと車のドアに手を掛けた瞬間に背後から金属バットで殴られたような激痛が走る。
②大動脈乖離と認識
 主治医の先生から「腹部大動脈乖離」の発症可能性ありと言われレクチャーを受けていた。→兎に角「
119」へ
③妻に「
119通報」を頼む
 上田市丸子から向かうとのこと、ほどなく到着、かれこれ
20-30分して市民病院に搬送される。
④市民病院での診察(
15:40-16:20
 救急隊員による「尿管結石」の可能性も捨てがたいとのこと。この間
40分ぐらい。
⑤ドクターヘリで佐久医療センター(空路所要時間は
5-7分)
 既に隣接の中央公園で待機していたドクターヘリで向かう。飛行時間は
5-7分。ここまで、意識は遠のいたり戻ったり、3回ほど死ぬと思った。
⑥佐久医療センター(16:40-50頃に到着)
 緊張した体を休ませる目的で眠らされる。手術の前に妻と姉が面会、妻が私の手を握り頑張れと・・・・手術は
17:30-22:50
⑦術後に意識が戻る
 「今日は
10日の朝です。ここは何処か判りますか?」・・・・先生の声に意識が戻る。
ICUから病棟へ
 一旦、待機した
2号室に移動(4/14)、手足の指先までしっかり動く、会話も普通、記憶も定か・・・・ICUから自己診断、後遺症はなさそうだ。4/15朝、左下1/4が見えないことに気付き先生に次げる。検査の結果「視野欠損」(脳梗塞)と診断される。
⑨妻からカメラの差し入れ(
4/14
 「消えた仲春」、タイトル画像は「小望月」(
14日目)満開桜の上に「ピンクムーン」が昇った。個室(東向き、南棟222号室)、4/16である。
⑩散り桜の下で記念撮影(
4/17) 散り桜命と思ひて拾ひけり
 「連休前に退院できます」と担当医の先生から聞かされていた。「細かな日付はリハビリの先生と決めます」と。リハビリの先生から桜を観に行きましょうと・・・・桜の下で「生きてるぞ!」また「ドクターヘリ」も撮りたいと希望した。
⑪退院
 リハビリの先生との会話の中、「
4/29」は48回目の結婚記念日ですと・・・・先生から「奥様への最高のプレゼントになるので、退院日は4/28で決定ですね」と言われた。4/8-28、満3週間、胸を縦に22cm切り拓き、肋骨を切断しての大手術、リハビリの先生から、私の手術内容だと手術室までに半分の人が手遅れになると聞かされ、改めてこの間に携われた全ての方に心から感謝の念を伝えた。合掌
 
散る桜命と思ひ掻き集め萌葱の杜を今揚々と
⑫結婚記念日の朝
AM9:00 悪魔の通過
 炬燵で天井を眺めての休養、「停電で電燈かゆっくり消え闇になる」事態が起きた。顔の前に両手をかざし「視野欠損」を確認した。「左目が全く見えない」(失明に至ったか・・・・)。テラスに出て妻を呼ぶ。庭に居たので何事かと近づく・・・・。画像を暗くした時、凹凸部が白黒
2色でギラツクように妻の顔が近づいてきた。「電燈がゆっくり点いてくる」ように妻の顔が鮮明に見えてきた。ほんの数分の出来事・・・・何事が起きたのだろう?
5/3 清水社長に契約終了の申し入れ(回復に専念して頂きたい。それまで休止)
 退院後の初撮り 04/30 退院後の初撮り目的
 ○左下1/4の視野欠損の影響→撮影体勢が整えず撮り難かったが「問題なし」と言えよう
 ○
New Body EOS kiss10 の初撮り試写→同モデル2台目、故障扱いのEOS kissx9 騙し騙しなら使えそう
 ※昨年の
4/30時点では13種(8種の出遅れ)
 モンキチョウ;シロチョウ科モンキチョウ亜科 04/30 No.04
 ツマキチョウ;シロチョウ科シロチョウ亜科 04/30 No.05
 ベニシジミ;シジミチョウ科ベニシジミ亜科 04/30 No.06
 ヤマトシジミ;シジミチョウ科ヒメシジミ亜科 04/30 No.07 & 05/02
 
 
 退院の翌々日からの「蝶撮り」、ICUで「生きろ!」と元気づけてくれた「幻蝶たち」に感謝の気持ちでシャッターを切り続けた。百種(ももくさ)の蝶たちから「お帰りなさい」との出迎えを得たように思えた。 お帰りと迎える蝶に微笑みを  大島さんか言う「オーレリアン」(ギリシャ語で蝶好き)とは、まさしくこういう者のことか・・・・
 ミヤマセセリ;セセリチョウ科チャマダラセセリ亜科 05/02 No.08
 浦島太郎(初春の置き忘れられた蝶狂人) 世間は「萌葱色」から「新緑色」に 05/03
 ツバメシジミ;シジミチョウ科ヒメシジミ亜科 05/03 No.09
 コミスジ;タテハチョウ科タテハチョウ亜科 05/03 No.10
蓮の越冬明け(落葉の取り除き、表面土の水洗い、注水)
 
5/1 大瓶
 
5/2 漬物容器3鉢、大型水槽
 
5/3 大型水槽と大中水桶
 
5/4 蓮鉢移動簡易ソリ製作、クララ移植地の草取り
 5/5 腐葉土作りの掘り込み穴での冬越し
    穴A;漬物容器
1鉢、睡蓮鉢深底1鉢、睡蓮鉢4
 5/6 腐葉土作りの掘り込み穴
    穴B;睡蓮鉢深底
4鉢、正面玄関定位置に設置
   冬籠り明け終了
 コミスジ;タテハチョウ科タテハチョウ亜科 05/04 リベンジ
 春セミの初鳴き(2021.5.14-2020.5.11-2019.5.13-2018.5.12-2017.5.18)近年で最も早い。暫く前から「キアゲハ」、5/5「アゲハ」「ウスバシロチョウ」、5/6「スジグロシロチョウ」を目撃、うち2種は「証拠写真」を収めるも登録・掲載せず。 
 ツマキチョウ;シロチョウ科シロチョウ亜科 05/08
 オスの姿を見掛けなくなった。まだ撮影のチャンスはあると思うので期待していよう。
 ウスバシロチョウ;アゲハチョウ科ウスバアゲハ亜科 05/10 No.11
 初見日は55日、やっと農道のヤマガラシに吸密飛来するようになった。今日は3頭が、若干損傷している個体がいた。レタス5本、サニーレタス3本を植え付ける。トマト・キュウリは霜注意報が出たので保留。退院したばかりなのに、蓮の移植や野菜の植え付け等に精を出し過ぎじゃないかと心配する妻を余所目に・・・・大事にしなきゃとも思いつつ「性分」なんだろうね。
 ツバメシジミ;シジミチョウ科ヒメシジミ亜科 05/10


 
 アオバセセリ;セセリチョウ科アオバセセリ亜科 05/11 No.12
 
 
 コミスジ;タテハチョウ科タテハチョウ亜科 05/12
 キアゲハ;アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科 05/12 No.13
 スジグロシロチョウ;シロチョウ科シロチョウ亜科 05/12 No.14


 
 ジャコウアゲハ;アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科 05/12 No.15
 ミヤマチャバネセセリ;セセリチョウ科セセリチョウ亜科 05/12 No.16
 
 
 アゲハ;アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科 05/14 No.17
 初めての「Mモード」(Tv 1/500Av F5.0ISO AUTO)で撮ってみた。
 ウスバシロチョウ;アゲハチョウ科ウスバアゲハ亜科 05/15

 
 キアゲハ;アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科 05/15
 アサマイチモンジ;タテハチョウ科タテハチョウ亜科 05/19 No.18
 ウスバシロチョウ;アゲハチョウ科ウスバアゲハ亜科 05/19
 スジグロシロチョウ;シロチョウ科シロチョウ亜科 05/19
 
 


 
 コミスジ;タテハチョウ科タテハチョウ亜科 05/19
 ウスバシロチョウ;アゲハチョウ科ウスバアゲハ亜科 05/24
 
 
 ツバメシジミ;シジミチョウ科ヒメシジミ亜科 05/20
 ウラギンヒョウモン;タテハチョウ科タテハチョウ亜科 05/20 No.19


 
 ウスバシロチョウ;アゲハチョウ科ウスバアゲハ亜科 05/20
 サトキマダラヒカゲ;タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科 05/22 No.20
 
 
 ウスバシロチョウ;アゲハチョウ科ウスバアゲハ亜科 05/24
 
 
 オオルリシジミ;シジミチョウ科ヒメシジミ亜科 05/24 保護地パトロール
 
 
 ヒメウラナミジャノメ;タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科 05/25 No.21
 
 
 オオルリシジミ;シジミチョウ科ヒメシジミ亜科 05/25 No.22


 
 ヒメウラナミジャノメ;タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科 05/26
 オオルリシジミ;シジミチョウ科ヒメシジミ亜科 05/26
 オオルリシジミ;シジミチョウ科ヒメシジミ亜科 05/27 撮り比べ①;180mm MACRO F3.5
 
 


 
 
 
 
 
 オオルリシジミ;シジミチョウ科ヒメシジミ亜科 05/27 撮り比べ①;85mm F1.8 75%トリミング
 
 
 
 
 リハビリ前診察 佐久病院本院リハビリテーション科 05/30
 大動脈乖離の発症から53日、退院から33日、だいぶ経っているように思うも最近のこと・・・・。高齢化が進む中、高齢者の交通事故が社会問題化している。大変な病気にかかった者の車社会復帰も年々規制が厳しくなっている。医師から「そのような状況」について説明を受けた後、担当のリハビリ療法士より「視野欠損1/2」だと「ほぼ復帰の可能性はない」、「視野欠損1/4」だと「復帰の可能性は望める」との説明があり、「これから週1回、2-3ヶ月かけて復帰を目指しましょう」と「希望」を与えられ、「意地悪テスト」(視野欠損との因果関係が全くない。高齢者としての衰えなら理解できる。これを機会に免許証を取り上げたいのかと思わざるを得ない)が始まった。
 オオルリシジミ;シジミチョウ科ヒメシジミ亜科 05/27 「蝶棲庵の春」のトリは本種以外にナシ
Midi 新しい旅路へ(早春の木漏れ日)