蓮の栽培 決意の“蓮池”づくり
2018.4.25 - 6.04
 「仙台出張」に絡めての「旅の未知草」、冬季は東京経由の高速バス・新幹線利用としている。そこで、1月と2月の「旅の未知草」は「鎌倉探索」とした。その鎌倉で「蓮鉢」が目に止まり咲かせてみたくなった。善は急げということで、222日にネット検索で探した「奈良の生蓮寺」さんに「蓮の種を10粒」依頼した。
 423日、待望の「蓮の種」が届いた。「生蓮寺」さんのホームページを参考に「育て方」を研究、「同封の注意書き」を踏まえ、425日に早速「お試しの1粒」を蒔いた。
 【お試し播種】 425日 雨上がりの正午 室温 21.9℃ 水温 21
 
 突起&窪み側を確認し「窪み」側を紙やすりで削る
 
 「削る」ことで「発芽」が促進される
 
 しばらくすると、生き物の証拠「気泡」が傷口に表れた。成功率を高めるため、一定期間あけての播種(全滅回避)がお薦めとのこと、早くて4日ほどで発芽するようなので「発芽確認」が出来た時点で「次」と考えている。お試しは小さなペットボトルだが、生育用には勿論1.8リットルサイズを用いる。
蓮の種 発芽までの変化
425 426日(1日後) 428日(3日後)
429日(4日目) 430日(5日後) 504日(9日後)
 4/303個、5/1残り全部浸し、1.8ℓペットボトルに移した。5/4時点でも、4/30とさほど変化なし。
 【発芽確認】 430日 蓮鉢(大)4鉢を並べる
発芽数 発芽数 発芽率
発芽日 4/30 5/4 5/5 5/5 5/6 5/8 5/8 5/10 5/10 5/11 10pcs 100.0%
【発芽促進】 506  

 直射日光が当らないテラス内に設置、このところの低温で発芽が滞っている。
 昨日より午前中だけ、芝生の上で日光浴をさせることにした。昼を過ぎるとペットボトルの水温が気温を越えてくる。
 55日、初めて庭に出し直射日光をあてた。5/7-8雨。
 
 【土入れ】 507日 陸栽培6鉢中4鉢に土入れ
 
 満水域からの水深7cmを確保し、「畑の土+女神」混合土を入れ満水で植付まで土壌安定化を図る。植付は、排水後水性植物土で覆う形で植付て満水に注水する。真夏の水温上昇対策のひとつとして、鉢を可能な限り埋めることにした。(朝の見廻りでの思案)
 【夏の暑さ対策】 510日 鉢の深埋め
 
 肌寒い陽気なのに発芽ペットボトルの水温は意外に上がる。真夏だったら・・・・想像に難くない。少しでもと土の部分まで地表下に埋め込んだ。また、日除けにと100均で簾を3本買ってきた。
 【全数発芽】 512日 昨日全数発芽した。
 5/109粒まで発芽、最後のひとつは傷付けが少なかったようなので皮むきをした。そして、5/11に全数発芽した。芽を傷付けるといけないので発芽容器の外側より撮影した。午前中に水温が25℃近くまで上がったので一旦日陰に写した。水温の上限が分らない(熱帯睡蓮は40℃でもOKとか)、「煮えない」ようにでは分らない。
 全数の発芽を確認したところで、小池に蓮鉢を沈めて育成する残り
4鉢に土入れをした。
 【発芽・成長】 517

 ペットボトルで、
11-12cmの水深をもって生育している。5本が水面に達している。この分だと
6月中旬までには蓮鉢に移植できそうだ。

 520日;水が黄濁してきたので入替をした。順調に成長しているもの、成長過程で突っかえてしまったか折れ曲がったもの、顔を出し間もなく成長が止まってしまったもの等、心配なものが2本ある。
 
 【移植】 527日 1本だけ蓮鉢に移植  529日 6鉢に植付終了
 
 【ビオトーブ】 603/04日 ビオトーブ来訪者(カエルとバッタ)
 
 【ビオトープ】 719日 ビオトープが菜園に
 
天皿や自足づくしの蓮青葉 蓮青葉;晩夏(蓮の葉の子季語)
 「蓮」に関する晩夏の季語に「蓮の葉」がある。また、水面の「蓮の巻葉」から水上に育った「蓮青葉」という季語もある。子供のころ、けだしにあった蓮池から天ぷら皿に「蓮青葉」を選び採ったことを思い出した。
 
 この種のイトトンボに「セスジイトトンボ」「ムスジイトトンボ」「オオイトトンボ」がいる。「ムスジイトトンボ」と同定してみたが・・・・。
 
 早朝のカエルのストレッチ・・・・可笑しいね!
 【ご利益あり】 723日 莟・・・・見っけ!
 
 連日、暑い日が続いている。今日は、観測史上最高41.1℃を熊谷で記録、そんな日の出来事でした。
 【楽しみ】 81日 莟・・・・続々!
鉢(大) 3番目は変形につき咲かないかも 鉢(中)
 10粒より陸栽培6粒、うち2粒に蕾が・・・・現時点での開花率20%
 【蓮の開花】 83
 
 【早朝の開花】 84
 
 蓮の花は日出と共に開き、その後は閉じるという。4:30に起床・撮影開始、日出時刻は4:49、綺麗に開花した時刻は5:39であった。なお、10分間隔のインターバル撮影は夕方まで続ける。
 【蓮の開花】 810日 第2花の開花
 
 第2花は、先に咲いたものと同じ種(鉢)のものである。初日から綺麗に咲いた。夕方に激しい雷雨があったが何も無かったかのように閉じていた。
 【大輪白花】 816
 
 14日に第3花、そして15日は他の蓮鉢(種)で第4花が開花、三日目と二日目の蓮花を撮影した。
 【余韻花】 823日 第5花の開花
 
 白内障の手術に向かう朝、第5花が咲いた。先に咲いた3つと同じ種からのものである。三日目ということで今日までが見ごろ。残す2つの蕾は咲かない可能性が高い。
破蓮生きる糧かな余韻花 破蓮(やれはちす);仲秋(敗荷の子季語)
 
 第5花、思いもよらない綺麗な花を5つも咲かせてくれて、本当にありがとう。これから越冬方法を考え、来シーズンにまた楽しめるよう面倒を尽くします。
 【増殖】 830日 来シーズンに向け
 現在9鉢、咲いたのは2鉢で異なる(赤と白)、残り7鉢はどんな花か不明である。赤花は種を付けているが白花は小さく種での増殖は難しい。
 
 漬物容器の仕様、大画像左側は上部開放φ400mm×深さ370mm、「白花と赤花」を寄せ植えにしてみるのも面白い。
 
 右側は上部開放φ320mm×深さ280mm、いずれも蓮鉢の大きいものより更に大きい。
 【秋の蓮】 冬越しの備え
 
 
 来シーズンに立派な花を咲かせてくれるよう「蓮根」の育成に水やりは欠かせません。鉢植え6鉢の「敗荷」の除去を行った。