蓮の栽培 2年目はどうなる
2019.4.09 - 9.01
 経緯;「旅の未知草」(鎌倉編;2018.01.19 & 02.16)、後半(2018.02.16)で訪問した「本覚寺」さんの境内で目にした「蓮鉢」が事の始まり。旅から戻り、早速ネット検索で探し出した「奈良の生蓮寺」さんに「蓮の種を10粒」依頼した。423日に届き、425日にお試し播種、83日に赤花が開花、続いて816日に白花が開花、初年度に開花すれば運が良いとのこと、1粒失敗9粒中2粒、それも紅白と「大吉」だった。
 そして冬籠り、此処は「凍結深度50cm」の寒冷地。蓮の「越冬」に自信がなかった。畑に穴を掘り、蓮鉢をそのままの状態で並べ、落葉で埋戻し稲藁で覆い、ブルーシートを掛けた。年を越し時々確認し問題なしを確認。
 【蓮根の移植】(春移植) 409
 
 植木鉢の底を生コンで封印し「蓮鉢」に転用した大(赤花)・中(白花)・小、各2鉢より移植した。印を付けなかったが開花した鉢は一目瞭然、立派な蓮根に成長。池に沈めた植木鉢はポリ桶(200ℓ・100ℓ)に移植した。
水瓶(大) 水瓶(中)
 今シーズンの「目玉」は・・・・実家から引っ越してきた「素焼瓶」(大・小)、これに「選び抜いた蓮根」を優先的に移植した。素焼瓶の埋設場所も、訪問者に最も気付かれる場所にした。
漬物ポリ容器(中) 漬物ポリ容器(小)
 鎌倉のお寺さんに留まらず「方々のお寺」さんで見掛た「漬物用ポリ容器」を2つ購入し、表庭の芝生地と西勝手口に埋設した。以上の4ヶ所に、初年度に咲いた「紅白花」と「未開花」の蓮根を寄せ植えにした。
ポリ桶(200ℓ) ポリ桶(100ℓ)
 
 
 
 【発芽準備】 424日 発芽処理を施し
「赤花」8 「白花」4
 昨年、収穫した「蓮の種」(赤花8粒+白花4粒)は、生育不足なのかいずれも小粒だ。「発芽処理」(傷付け)を行い2粒/ポットで水に浸けた。白花4粒全てが浮き発芽の可能性が弱いことをものがたっているようだ。
 【蓮根から発芽】 427

 
ここ数日、
20-25℃と一気に暖かくなった。

 植木鉢(大)の蓮根から、水面上に芽が出るほどに成長した浮葉が確認出来た。種からとは異なり、力強さを感じた。
 
 【発芽開始】 429日 
 
 5日目で、「紅蓮華」8粒中1粒から目が顔を出した。
 【移植】 512
 
 発芽・成長の良好な紅白各2個の種を寄せ植えで移植した。多分、窮屈で咲けないかも知れない。
 【浮葉の茂み】 528
 
 水瓶二つに「紅白蓮華」の寄せ植え、小さい水瓶は・・・・大家族の「五右衛門風呂」のようだ。
 
 
 





 
 【開花準備】 625日 蓮鉢に番号付与
 
No.02 素焼き瓶(中)   No.01 素焼き瓶(大)
 蓮鉢としては上等な容器、正面入口(駐車場、東棟南東脇)に埋設したNo.01、南側の芝生庭(東棟南側)に埋設したNo.02、いずれも昨年咲いた「紅白蓮華」の寄せ植え、蓮根は最も良い状態のものを移植した。
 
No.03&No.04 植木鉢(大)   No.05 植木鉢(平)
 植木鉢の穴を封印したもの、植木鉢(大)は底が深いもの2鉢、植木鉢(平)は底が浅いもの、蓮根は前者同様。埋設場所は、No.03&No.04 は正面入口の築山の内側で昨年の場所、No.05 No.02 の南側で芝生を剥ぎ埋設。
 
No.07 漬物容器(小)   No.06 漬物容器(中)
 漬物容器の使用は今年から、ポリ製なので寿命はどのくらいだろうか・・・・。大きさ的には昨年と比べ十分に使えそうだ。上縁まで小石囲み等で隠せば見てくれも問題なし。
 
No.08 水桶(200ℓ大)+種からの発芽   No.09 水桶(100ℓ
 隣りから頂いた農家用の水桶200ℓ3個、100ℓ2個、殆どが水漏れしてきた。何とか雨水貯水用として使えるのは各1個のみ、地中に埋設したので逆に漏れが激しく(浸透現象)なった。200ℓ3日、100ℓ1日で漏水してしまう。
 
種からの発
 「種」からの発芽、昨年より成長が遅いようだ。種自体も小さかったので「開花」は期待していない。
 【莟見っけ!】 714
 
 雨降りの朝、小降りになったので大型ポリ桶に補水・・・・なに?なに!・・・・No.09 水桶(100ℓ)で莟を見っけ。昨年は、723日なのでだいぶ早い。それにしても、異色蓮根の屑を集めた食用蓮根栽培容器が第1号とは・・・・
 【続いて莟見っけ!】 716
 
 蓮華の蕾第2号は、期待のNo.01 素焼き瓶(大)からの産声
 【開花】 730日 開花1号(No.9-1)は淡い紅蓮華
 
 【開花】 802日 開花2号(No.1-1)は淡い紅蓮華
 

   
 【開花】 85日 開花3号(No.4-1)は濃い紅蓮華
 
 蓮の花は日出と共に開き、その後は閉じるという。4:30に起床・撮影開始、日出時刻は4:49、綺麗に開花した時刻は5:39であった。なお、10分間隔のインターバル撮影は夕方まで続ける。
 【開花】 86日 開花4No.4-1)は大輪紅蓮華(撮影 8/7
 
 第2花は、先に咲いたものと同じ種(鉢)のものである。初日から綺麗に咲いた。夕方に激しい雷雨があったが何も無かったかのように閉じていた。
 【開花】 89日 開花5・6No.1-2・3)は大輪紅蓮華
 
 14日に第3花、そして15日は他の蓮鉢(種)で第4花が開花、三日目と二日目の蓮花を撮影した。
 【二日花】 810日 開花5・6号の二日目
 
 白内障の手術に向かう朝、第5花が咲いた。先に咲いた3つと同じ種からのものである。三日目ということで今日までが見ごろ。残す2つの蕾は咲かない可能性が高い。
 819
 
 大輪白花は、眺めていて気持ちがスカッとする。
 820
 
 
 【開花】 830日 開花7号(No.8-1
 
 No.08 水桶(200ℓ大)、屑蓮根の移植・激しい水漏れで期待しなかったが、立派な蓮華わ咲かせてくれた。
 
 





   
 831日 開
 
 右側は上部開放φ320mm×深さ280mm、いずれも蓮鉢の大きいものより更に大きい。 
 
 91日 ありがとう「最終蓮華」
 
 
 来シーズンに立派な花を咲かせてくれるよう「蓮根」の育成に水やりは欠かせません。鉢植え6鉢の「敗荷」の除去を行った。
 この後、続いて「冬籠り」編をご覧ください。→「和風庭園;西ノ畑ニ居リマス」