旅の未知草「芭蕉句碑めぐり」
	細道を碑撮り馳せるや走馬灯
	− 「奥の細道」旅中と思える期間に詠まれた作品を中心とした代表的な句碑（青文字；「おくのほそ道」掲載句） −
	名月や北國日和定なき		月いつこ鐘は沈めるうみのそこ		ふるき名の角鹿や恋し秋の月		小萩ちれますほの小貝小盃
	「おくのほそ道」（敦賀）元禄2年8月14-15日、「敦賀」で詠んだ句。「芭蕉翁月一夜十五句」の一つ（其の壱拾四）。（福井県福井市足羽公園）		「おくのほそ道」（敦賀）元禄2年8月15日、「敦賀」（金ヶ崎）で詠んだ句。「芭蕉翁月一夜十五句」の一つ（其の壱拾壱）。（福井県敦賀市金前寺）		「おくのほそ道」（敦賀）元禄2年8月15日、「敦賀での名月の晩」（湊）で詠んだ句。「芭蕉翁月一夜十五句」の一つ（其の壱拾参）。福井県敦賀市杉津SA下り		「おくのほそ道」（種の浜）元禄2年8月16日、「敦賀」（種の浜）で詠んだ句。（福井県敦賀市本隆寺）
	衣着て小貝拾わんいろの月		波の間や小貝にましる萩の塵		寂しさや須磨にかちたる濱の秋		素龍清書本（西村本）所蔵   芭蕉翁と西村家
	「おくのほそ道」（種の浜）元禄2年8月14-15日、「敦賀」（種の浜）で詠んだ句。「芭蕉翁月一夜十五句」の一つ（其の壱拾）。（福井県敦賀市本隆寺）		「おくのほそ道」（種の浜）元禄2年8月16日、「敦賀」（種の浜）で詠んだ句。（福井県敦賀市本隆寺）		「おくのほそ道」（種の浜）元禄2年8月16日、「敦賀」（種の浜）で詠んだ句。芭蕉曰く「種の浜は日本一の寂しさ」と････。（福井県敦賀市本隆寺開山堂）		「おくのほそ道」には、「中尾本」「曽良本」、「柿衛本･西村本」（素龍清書本）がある。（福井県敦賀市孫兵衛茶屋）
	No.18
	旅人 ＆ 撮影者　福澤三雄（長野県東御市）