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旅の未知草「芭蕉句碑めぐり」 |
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細道を碑撮り馳せるや走馬灯 |
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- 「奥の細道」旅中と思える期間に詠まれた作品を中心とした代表的な句碑(青文字;「おくのほそ道」掲載句) - |
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うら見せて涼しき瀧の心哉 |
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かさねとは八重なてしこの名なるへし |
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秣おふ人を枝折の夏野かな |
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今日も又朝日を拝む石の上 |
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「おくのほそ道」(日光)元禄2年4月2日、曽良の作。須賀川滞在中の4月28日に「諏訪明神」参詣、曽良は本句、芭蕉は「ほとゝぎすへだつか瀧の裏表」を奉納と曽良書留。(福島県須賀川市神炊館神社) |
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「おくのほそ道」(那須野)元禄2年4月2-3日、曽良の作。「・・ちいさき者ふたり、馬の跡したひてはしる。独は小姫にて、名をかさねと云。聞なれぬ名のやさしかりければ・・」。(栃木県矢板市沢観音寺) |
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「おくのほそ道」(黒羽)元禄2年4月4日、「那須余瀬」の「翠桃」を尋ねての歌仙発句。「青き覆盆子をこぼす椎の葉」翠桃、「村雨に市のかりやを吹きとりて」曽良。(栃木県大田原市玉藻稲荷神社) |
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「おくのほそ道」(黒羽)元禄2年4月4日、「那須余瀬」の「翠桃」を尋ねての歌仙(芭蕉・曽良・翠桃・桃雪・土地の俳人)での「秣負ふ」で始まる歌仙での一句。(栃木県大田原市明王寺) |
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山も庭もうこき入るや夏座敷 |
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黒羽の門人「秋鴉」邸での歌仙
雨晴て栗の花咲跡見哉 桃雪
いづれの草に啼おつる蝉 等躬
夕食くふ賤が外図に月出て 芭蕉
秋來にけりと布たぐる也 曽良
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夕食くふ賤が外図に月出て |
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木つ
ゝきもいほはやふらす夏こたち |
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田や麦や中にも夏のほと
ゝ
きす |
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「おくのほそ道」(黒羽)元禄2年4月4日、「黒羽」の門人「秋鴉」(浄法寺桃雪)を訪ねての挨拶吟。(栃木県大田原市浄法寺桃雪邸跡) |
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「おくのほそ道」(黒羽)元禄2年4月4日、「黒羽」の門人「秋鴉」邸で行われた歌仙。(栃木県大田原市浄法寺桃雪邸跡) |
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「おくのほそ道」(雲巌寺)元禄2年4月5日、「佛頂和尚山居跡」を訪ね柱に残した「留守に来て棚さがしする藤の花」も詠む。佛頂和尚(江東区臨川寺)は芭蕉の禅の師。(栃木県大田原市雲巌寺) |
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「おくのほそ道」(黒羽)元禄2年4月7日、「奥の細道」旅中「黒羽」の門人「秋鴉」(浄法寺桃雪)を訪ねての挨拶吟。この時に「山も庭も」も詠んでいる。(栃木県大田原市黒羽城黒門跡) |
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No.03 |
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旅人 & 撮影者 福澤三雄(長野県東御市) |
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