杉ガ峰を後に緩やかに下りきると広大な芝草平(1652m)が右手に広がっています。蔵王連峰最大のお花畑で、6〜7月が最盛期です。植物は、まだお友達でないので名前がわかりません。名前の分かる方、メールで教えてください。
芝草平を後に、屏風岳に向かいます。穏やかな登りで、道は深い溝状になっています。途中で後烏帽子岳への道を左に分け、岩場を通り過ぎ傾斜も緩やかになり視界が開けると屏風岳(1817m)の山頂に着きます。
1等三角点の頂上には、灌木に囲まれた広場で木のベンチがあります。南蔵王縦走コースの頂点に作られた“バス停”という風情を漂わせていました。あまり眺望がよくないので、一休みしたらもう少し先にいきます。約15分も行くと、水引入道への道を左に分ける地点に着きます。ここの眺めがよいので、お昼を食べ来た道を引き返します。
このコースは、8月24日に次ぐ二度目です。蔵王連峰は、コバルトブルーの秋空に心地よい微風、一日中絶好の登山日和に恵まれました。また、平野部が曇りということもあり、思わぬ雲海を眺めることができました。8月に来た時は、刈田峠で群舞するアサギマダラや登山道に日光浴するキベリタテハを多く見かけました。9月中旬ともなれば、これらの姿もなく、越冬に備えるキタテハや秋を代表するアキアカネが物寂しく舞っていました。
刈田峠を起点に往復するコース、水引入道(1656m)か南屏風岳(1810m)を経て不忘山(1705m)まで往復するのもよいでしょう。それには、前者で1時間、後者で2時間ぐらい早く登山口に着く必要があります。
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