撫倉山(宮城県大和町) ; 宮城最後の里山歩き

- 2004.02.24(火) 快晴 -

 今迄ともに里山歩きをしてきたA氏と最後に登る山は、七ツ森の萱ノ森と呼ばれる撫倉山(359m)になりました。青空が広がり穏やかな天気でした。
 七ツ森湖(南川湖)手前の「梅の木平口」から入山し、自然遊歩道の撫倉山と鉢倉山の分岐点である「境」から撫倉山北斜面の急坂を登り、下山は南斜面を下り「おどろき展望台」から「境」の少し手前まで撫倉山の南裾を回り「梅の木平口」に戻りました。
梅の木平口 撫倉山への急坂口「境」
 梅の木平口に着いたのは11時ちょうど、遊歩道の霜柱も溶け好き勝手な方向に倒れていました。ところどころに残雪があるものの、陽気は初春です。1000m強で撫倉山の北側登山口に着きました。このコースは初めてです。
 重装備すぎたのでセーターを脱ぎザックに入れ、ロープを手繰り山頂へ、久しぶりの里山歩きなので少しハァハァしました。縦走するハイカーでしょうか、霜柱の上に下ってきた足跡が一つ残っていました。
 
七ツ森湖を見下ろす岩場 泉ケ岳、北泉ケ岳と七ツ森湖
 一昨年の登り納めが撫倉山(七ツ森のパノラマ峰)でした。その時は妻が同伴し、左上の岩場で休む姿を載せています。今日は、その場に私がいます。七ツ森湖の先に船形十字連峰の一辺である北泉ケ岳と泉ケ岳の雄姿が見渡せます。
 蝶と里山の浪漫紀行をご覧頂いた方から「子供の頃に登った裏山です。とても懐かしく思います」というメールを思い出しました。いつか、どなたかのホームページでこの景色を見たら同じ思いをするでしょうね。
 
中央遠方がヒメギフの里「達居森」 天狗のすもうとり場より仙北平野
 頂上の少し北側にある「天狗のすもうとり場」という岩場で昼食をとりました。七ツ森の北端、遂倉山の右手北方にヒメギフの里「達居森」が見えます。もうじきヒメギフが羽化しますが、もう宮城のヒメギフを見ることはできません。
 今年からは鬼無里でヒメギフチョウか黒岩山でギフチョウを見ることになるでしょう。まだ詳しいポイントを知らないので、今年は空振りになる可能性が大です。
 
撫倉山山頂の祠 里山歩きを共にしてきたA氏(左)
 撫倉山の山頂で里山歩きをしてきたA氏と記念撮影。そういえば、一緒に撮るのは初めてかもしれません。平らな石の上にカメラを置きリモコンで撮影、リモコンを使う機会がないので電池が消耗しているのに気づきませんでした。1~2m近づきスイッチオン、急いで戻りポーズ、なかなかうまくいきませんでした。
 宮城最後の里山歩きは約2時間半、約6000歩でした。暖かく穏やかな天気に恵まれました。夕方の天気予報では「3月下旬の陽気で里では梅か開花した」と伝えていました。