深山 ; 深山山麓少年の森

− 2001.5.11 (金) 晴れ/曇り −

 深山(287m)に登るのは3回目です。「宮城の名山」で解説していますが、この一帯は亘理地塁山地として知られています。特に深山山麓は、南限と北限の植物が交差し種類も豊富です。ヤブカに悩まされますが、草花の多い初夏に訪れてみたい里山の一つです。

登山口   水場   展望台   深山山頂   登山口
11:00 11:45 12:07 12:20 14:00
12:00 12:35
菱沼郷と山寺館跡
 菱沼郷とは、承平年間(931〜938)に和多里として、日理・望田・菱沼・坂本の4つの郷を設けたと古文書(倭名類聚鈔)に記されており古くから歴史にその名があった所である。また封内風土記に「東西十五間、南北二十間、菱沼内膳の居館なり」とあり、今の深山神社の西方に地方の豪族、菱沼内膳が住み、この地を領していたと口碑に伝えられる。
 この緑の地に多目的公園「深山山麓少年の森;菱沼の郷」を建設し、歴史のひとこまに触れる場として訪れる人々の心を和ませる施設にと配置した。
           (山元町教育委員会)
深山山麓一帯(国道6号線より)
 高舘丘陵は北へ、亘理地塁山地は南へ、岩沼から最も近い里山です。11時に深山山麓少年の森「菱沼の郷」に着き、「駒がえしコース→展望台→深山山頂→鷹討山→鷹討コース」をジャスト3時間かけて散策してきました。 
駒がえし水場のベンチ 太平洋(駒がえし・亀石コース合流点より)
岩沼市方向の太平洋(展望台より) 深山山頂のベンチ
 春の山野草も一段落、「チゴユリ」「アオマムシグサ」「ヒトリシズカ」が目立つぐらいでした。鷹討コースでは、早春だとカタクリやショウジョウバカマを数多く見ることができます。ヤマユリが咲くと、吸蜜するカラスアゲハが見られます。
 ちょうど山頂に着いた頃、雲が多く風も冷たくなったので早々と引き返しました。下山し車に乗ると、風はあるものの雲が消え暖かくなってきたので、岩沼を通過し高舘丘陵(中ノ沢登山口)に向かいました。目的は、ツマキチョウの撮影です。バッチリ撮りましたので、「蝶の写真館」を見てください。