青麻山 ; 青麻山遊歩道

− 2001.6.1 (金) 晴れ −

 久しぶりの天気、爽快な夏の雲、初夏ですねぇ。平野部は、23〜24℃、風があり所により10m、6月下旬〜7月上旬の陽気とのことでした。
 今日の里山歩きは、迷わず「青麻山」に決めました。昨年6月2日の、頂上で乱舞するスミナガシ・アオバセセリ・ミヤマカラスアゲハが忘れられなかったからです。家を11時に出て、青麻山展望台に11時25分に着きました。
 目的は、山頂でのスミナガシの撮影にあります。無線中継所までの途中でヒョウモンチョウとアゲハチョウが撮影できればと思っていました。今回の紀行文は「蝶と里山の浪漫紀行」の主旨に最も合致したものになりそうです。

タテハチョウ科 アゲハチョウ科
スミナガシ ウラギンヒョウモン オナガアゲハ

スミナガシ
 臆病で神経質な性格でありながら、縄張り意識が強くアゲハチョウを追尾します。特に、アオバセセリとの縄張り争いが激しく見応えがあります。でも、すごく人懐っこく肩や腕にとまります。写真は、木の葉でスクランブル態勢をとる姿です。

ウラギンヒョウモン
 撮影できたのは、この1コマだけです。無線中継所手前の林道上に停車して撮影していたら、管理会社のジープが来たので車を避けている間に消えてしまいました。
オナガアゲハ
 青麻山に向かう途中に「湧き水」があり車が5〜6台止まっていました。そのすぐ上にアザミが咲いていて毎年アゲハチョウを見ます。雨上がりで羽が傷んでいますが撮影チャンスに恵まれました。 

 A 青麻山の遠景 蔵王町宮地区のR4沿いより  B 青麻山展望台 ここに駐車します
 C 青麻山の全景 無線中継所脇の登山口より   D 大石手前の急坂 ここまで来ればもう一息
 写真に沿って説明します。青麻山中腹にある無線中継所まで車で行けます。すぐ脇に展望台(写真B)があり、そこに数台の駐車スペースがあります。展望台から無線中継所に向かいます。一番奥の建物の脇に「青麻山遊歩道」という標識があり、そこが登山口になります。
 登山口から見た青麻山の写真(写真C)で、コースの概要を説明します。登山口から鞍部に下ります。覆い茂った雑木林の脇づたいに遊歩道がつくられています。山頂の下に横長の濃い部分があります。その上部が急坂(写真D)になっています。
 E 登山口のある無線中継所 D地点の木間より   F 青麻山の山頂
 急坂の途中、左手の木間から無線中継所(写真E)から続く遊歩道が見えます。急坂を上りつめると「大石」があり、正面に南蔵王、左手に吾妻連峰を眺め休憩です。
 やっと頂上(写真F)です。時刻は13時、撮影したり休み休み登ってきたので、1時間30分もかかってしまいました。そこには、カラスアゲハが2頭と傷ついたミヤマセセリが数頭いただけでした。昨日まで天気が悪かったし、風も強いので今日はダメかとあきらめて昼食にしました。
 昼食をとっていると、アゲハが数頭に増え、アオバセセリとスミナガシも現れました。山頂で撮影に1時間20分費やし、14時20分に下山、撮影のために立ち止まりましたが休憩なしで展望台に15時ちょっと過ぎに戻りました。下山に約45分かかりました。万歩計のカウンタは、登り2550歩、下り4300歩、まだまだ骨折部をかばい下りの歩幅が短いようです。