仙台市秋保町にある大倉山(432m)に登るのは初めてです。この山は、奥羽山脈から続く山地帯の末端に位置し、名取川や支流の本砂金川の浸食によって形造られたと山の案内本に書かれています。そして、眺望がいい(?)とも・・・・
今日は快晴とまではいかないものの、まずまずの天気です。家を出るまで、目指す山が決まりませんでした。蝶のシーズンが終えてしまったので、何か投げやりな山歩きです。
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秋保町境野から眺める山容 |
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山頂まで急坂続きの登山道 |
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10時半少し前に家を出ました。仙台−山形を結ぶ国道286号から秋保温泉方向に右折した辺りから血が騒ぎだしてきました。行く手に堂々と大東岳が見えます。その左手前の、右上がりの台形の山が大倉山です。
神ケ根温泉の看板を左折し名取川を渡り山麓に着いたのは11時過ぎ、登山口の鳥居が見あたりません。畑仕事をしていた人に尋ねると、通過しているので少し戻ったところに瓦葺きの家があるので、そこで聞くようにと言われました。
登山口の鳥居は、名取川を渡りT字路を左折、数10m先の右手に2軒の民家があります。民家の私道に入り、数m行った路肩に車を停め訪ねました。「あそこだよ」と指された方角に鳥居が、でも山裾の鳥居に続く道が見あたりません。
鳥居から山頂まで標高差300mを(約50分)一気に登ります。一気に登るといっても、ほぼまっすぐな急坂で何度休んだことか・・・・。
鳥居からしばらく続く杉林の登山道、所々迷いやすい道があります。小枝に結ばれたビニール紐の目印を見逃さなければ、迷う心配はありません。左手に杉林、右手は二次林という展望のない急坂をひたすら登り続けます。
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山頂の羽山神社と鐘楼 |
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山頂より360度の眺望? |
大きな岩がゴロゴロしているところを通り過ぎると山頂は間近です。山頂には、NHKと民放の中継塔が2本立っています。これは、麓からも確認できます。中継塔の西側に、羽山神社と鐘楼があります。この鐘の音は、とても澄んでいました。
さて、大倉山の頂上ですが山の案内本とは全くの違い、360度がブナやイヌブナの雑木林です。やむなく、三角点の西側にある岩の上で紅葉を眺めながら昼食をとることにしました。登山口の鳥居から1時間10分、1700歩でした。
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山頂西の岩上で昼食 |
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放送局中継塔の管理路 |
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山頂の中継塔まで、国久地区から車の通れる管理路があります。管理路を200mぐらい下ってみました。路肩にむき出した岩と紅葉の調和がとても美しかったです。
下山、途中で休むまず20分で鳥居に戻りました。まだ14時というのに、傾いた陽は大倉山に遮られようとしていました。今日の山歩きは約2時間半、万歩計のカウンタは5000歩弱でした。
登山口近くの名取川河川敷では、いも煮を楽しむ人達が大勢いました。橋の上まで薪の燃える臭いがしてきました。帰路、秋保温泉街のS商店で「名物おはぎ」を土産に帰宅したのは15時過ぎでした。
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