ヒメシジミ一族(長野県中信)クロツとミヤマの梯子
− 2012.09.10 (月) 晴 −
 週間出来予報では今日が一番良さそうなので何処かに撮影に行きたかった。2度ほどヤマキチョウの探索に行ってみたが探し出すことは出来なかった。大北のクロツとミヤマを撮ろうと決めた。
 9:30に家を出て、長野周りで2時間で白馬に着いた。少しでも擦れていない個体を撮影したく北端の発生地を選んだ。

 白馬まで足を伸ばした目的は、ヒメシロチョウの撮影とアサギマダラの渡りを見ることにもあった。

 結論を先に述べよう。白馬でのヒメシロチョウはオフのようだった。何年か前は撮影出来ていたが・・・・。
シジミチョウ科 クロツバメシジミ ヒメシジミ亜科  留意・要注目
 ミヤマシジミのオスが数多く飛んでいた。なかなか止まらなかったが執拗に追い回し、静止・開翅を撮影することが出来た。

 クロツもミヤマも、綺麗な個体がいたので満足な撮影が出来た。

 ミヤマシジミはバタフライガーデンで撮影出来たので遠征撮影は今年になって初めてかも知れない。
シジミチョウ科 ミヤマシジミ(♂) ヒメシジミ亜科  準絶滅危惧
 オスに比べメスの数は少なかったし擦れた個体も多かった。・・・・と言うことで閉じた個体を掲載する。

 青鱗の発達しているメスは注意深くチェックしたが見掛けなかった。

 小さなメスもいて、クロツかと見誤るほどだった。
シジミチョウ科 ミヤマシジミ(♀) ヒメシジミ亜科  準絶滅危惧
 中綱湖のフジバカマ畑に寄ってみた。庭におられた奥様が「1頭もいないよ!」と・・・・。平年と異なり未だ北風が吹かないので渡りは中旬かな・・・・とのこと。バタフライガーデンの話をしたらシーズンオフにフジバカマの株分けをしてくれるから軽トラでおいでと言ってくださった。軽トラとは・・・・半端じゃないね。
 大町のクロツとミヤマの撮影に立ち寄る前に例のパン屋さんに。夕食にと特大のバーガーパンを買った。

 いつものようにオバチャンと撮影に来た話をした。サービスだよと、ブドウパン1袋をくださった。

 話は戻って、当地のクロツはやっと探すほどしか飛んでいなかった。ヌルデが紅葉する前に最終発生するのだろうか・・・・。
シジミチョウ科 クロツバメシジミ ヒメシジミ亜科  留意・要注目
 紅葉前のヌルデはミヤマシジミに陣取られていた。当地もオスの個体が多かった。

 不思議なことに・・・・ここのヌルデにはクロツやミヤマが好んで止まり絵になる。

 我が家の農道の法面にもヌルデはあるが蝶も蜻蛉も止まらない。どの蝶でもいいから、このような写真を撮ってみたい。
シジミチョウ科 ミヤマシジミ(♂) ヒメシジミ亜科  準絶滅危惧
 ここのニラの花にはいろんな蝶が吸蜜に来る。ウラナミシジミがいるかと探すもいなかった。

 帰路、高瀬川の河原でコマツナギを5株拝借した。来シーズンのミヤマシジミへのプレゼントだ。

 ヤマトシジミの斑紋異常には1ヶ月ほど早いので立ち寄らなかった。
シジミチョウ科 ミヤマシジミ(♀) ヒメシジミ亜科  準絶滅危惧
 奈良井川と梓川の合流地点で“ヒビ割れ小石”を拾った。池の周りに並べたかった。