アプトの道 (群馬県安中市)穿つトンネル26・・・・
− 2012.10.16 (火) 晴 −
 このところテレビでは紅葉の話題が絶えない。外壁塗装の準備に着手したが発注した塗料が未だ入荷していない。

 テレビでは連日のように紅葉情報を伝えている。ならば出張前に行ってみようということになった。


 御代田町の軽井沢寄りまで来ると浅間山の本峰が眺められる。

 山頂近くからの崩落地がハート形に見えるが、誰も珍百景に応募しないのかな・・・・。
浅間山(御代田町草越付近からの景観)
 ナビを万平ホテルに設定して道案内を試みた。軽井沢駅前までことごとくナビの案内に反発して走った。

 万平ホテル前のお店に寄った。鉄製の燭台を中心に並べてあった。見ているうちに創作活動をしてみたくなった。

 軽井沢の紅葉は未だのようだ。そこで、本日の目的地「アプトの道"めがね橋"」に向かうことにした。
万平ホテル(旧軽井沢)
 軽井沢駅前を通過しR18号の旧道を下り旧熊ノ平駅駐車場で車を止めた。ここから「めがね橋」までは片道25分・・・・ならば歩こう。

 「碓氷第三橋梁"めがね橋"」は群馬県安中市にある。「旧熊ノ平駅」から第
10トンネルから第トンネルを潜り、第橋梁から第橋梁を渡る「アプトの道」・・・・何時か見たいと思っていた鉄道史跡だ。
旧熊ノ平駅(碓氷線/信越本線)・・・・長野新幹線の開通で廃線になった
 年輪を感じさせるレンガ張りのトンネル。フラッシュの光は遠くまで届かない。

 暗闇でもデジカメは結構よく撮れるのでフラッシュを焚かないで撮ると幻想的な絵になる。

 そんなことでトンネル内の撮影は
120数枚の撮影中1/4を占めるほどに撮りまくった。
最初のトンネル(第10トンネル)の出口からつ先のトンネルが見えた
 トンネルだけでなく橋梁もレンガ張りだった。

 鉄道に並列する保守用側道・・・・鉄道のトンネルや橋梁より素晴らしいと思った。(国鉄故だろう)

 普通は横撮影たがが、狭い沢に架かる橋梁とか長いトンネルは縦撮影の方が絵になるので結構多く撮ったが
HPの既定レイアウトより掲載は割愛した。
トンネルをつ潜ると最初の橋梁(第橋梁)があった
 紅葉の最盛期だと綺麗だろうなと思いながら木立の中を歩いた。

 所々の橋梁から旧
R18号に降りる階段が設けられていた。

 保線通路は廃線後に観光用の遊歩道に変わると考えて設計されたのだろうか。(実用的のみならず芸術的にも素晴らしい)
トンネル出口の先には第5・4橋梁が続く
 だいぶお腹が空いてきたし喉も渇いてきた。所々でおにぎりを食べている観光客の姿を見るにつけ羨ましくなってきた。横川まで下り「峠の釜飯」を食べようと話しながら「めがね橋」に向け先を急いだ。
 長い第トンネルは工期短縮策として途中からも両方に掘り進めたとのこと・・・・。

 穿つ(うがつ)とは「穴を反対側まで通す」という意味です。
トンネルの甲、乙横坑 外に出て撮影した
 長く曲がったトンネル、橙色の灯りが足元を照らす。

 実際はこんなに明るくない。デジカメでフラッシュを焚かないとこのように撮れる。

 三脚を使わなかったがスクラップは予想外に少なかった。画像情報は
Tv;0.5 Av;5.6 ISO;3200 です。
最も長い第トンネル この先に「めがね橋」がある
 めがね橋についての説明
  
S45 松井田町
  
H5  安中市

 レンガ造のアーチ橋で国指定重要文化財に指定されている。
碓氷第三橋梁(めがね橋)煉瓦造アーチ橋 旧R18より撮影
 「アプトの道」は旧R18号沿いに坂本宿の入口まで続くが、鉄道史跡の散策は「旧熊ノ平駅」と「めがね橋」の往復で終えた。約束通り横川駅近くの「おぎのや」で「峠の釜飯」を食べ15時過ぎに帰宅した。