晩秋へ (長野県中信) ; シジミで括る'12年の蝶暦 |
− 2012.10.24 (水) 晴 − |
今朝の気温は、この秋2番目に低い1℃であった。また、テレビニュースで知ったが浅間山が初冠雪だったようだ。 水曜日は千曲市の顧問先に行く日になっている。仕事は午前中、午後は道草(?)をしてみようと大町まで足を伸ばした。 道の駅「なかじょう」近くの北アルプスビューポイントで久し振りに鹿島槍を撮影した。北アの頂きまですっかり冬化粧していた。 |
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鹿島槍ヶ岳(道の駅「なかじょう」付近より) |
白馬には行かず美麻から大町に向かった。ここにも北アビューポイントがあるので車を止めて眺めた。 大町のパン屋さんに寄る。600円のお買い上げなのに240円の食パン1斤を下さった。 |
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爺ヶ岳から鹿島槍ヶ岳(大町街道大糸線付近より) |
大分傷んではいるが風格あるブルーは健在だ。何とか傷口を隠そうと方向を変えてみたが、ブルーの輝きを活かすとこの角度になる。 例年だと、この時期でも結構新鮮な個体が見られるが、今年はシーズンオフも早かったのか傷だらけだ。 吸蜜対象のヨメナ(?)は我が家の農道に無いので移植したいと思っていたが、来シーズンの課題に持ち越したようだ。 |
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シジミチョウ科 ミヤマシジミ(♂) ヒメシジミ亜科 準絶滅危惧 |
ウラナミシジミも同じ場所に来ていた。こちらは傷をうまく隠すことが出来たが大分疲れているようだ。 ヒメアカタテハとキチョウもいたが無理をしてまで撮りたいと思えなかった。 話は変わりますが・・・・我が家のバタフライガーデンには流石にこの時期ともなれば新しいお客さまは来ません。お馴染みさんだけですね。 |
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シジミチョウ科 ウラナミシジミ ヒメシジミ亜科 |
ヌルデも紅葉の旬を越していた。クロツかミヤマが葉に止まるまで追い回すも気配すらない。 近くの枯葉に止まっているクロツを見つけたと喜んだが・・・・擦り減ったヤマトではないか。 この時期だ。贅沢はいえない。綺麗な色合いの背景に撮れただけでもラッキーと思わなきゃ。 |
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シジミチョウ科 ヤマトシジミ(♂) ヒメシジミ亜科 |
低温期のヤマトシジミ(♀)がいた。表翅の色合いを確認したく、あれやこれやと手を尽くしこの程度まで開翅させることが出来た。 | ||
シジミチョウ科 ヤマトシジミ(♀) ヒメシジミ亜科 | ||
眼鏡を新調したが未だ古い物を使っている。度が合わなくなってきたのかピントが合っているのかどうか判別しにくい。ブドウやリンゴを立て続けに食べたのが起因したのか血糖コントロールが大きく乱れている。 |
縁毛が予想以上に残っている。中でも一番新鮮な個体であろう。数個体しかいなかったので目で追い止まるまで待った。 何ということのない一枚だが、この写真は意外に気に入っている。モデルは蝶だが、撮ったのは「光」である。こんな写真を撮り続けたい。 |
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シジミチョウ科 クロツバメシジミ ヒメシジミ亜科 留意・要注目 |
撮影に先立ち何とか開翅を・・・・そう工夫を凝らす。この写真は逆で、何とか翅裏を撮り込みたいと思ったわけだ。 | ||
シジミチョウ科 クロツバメシジミ ヒメシジミ亜科 留意・要注目 |
最後のベニシジミは「いたよ」というだけの記録写真のようなもの。 そんなベニシジミも「よし」と力が入るチャンスは1度だけあった。そのワンチャンスをものに出来なかったわけだ。 帰路、ヤマトシジミの斑紋異常個体がいた場所に寄ってみた。蝶そのものがいなかった。代わりにクララ・コマツナギ・カワラナデシコの種を持ち帰った。果たして発芽するだろうか? |
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シジミチョウ科 ベニシジミ ベニシジミ亜科 | ||
現地で撮影を終え、車に戻って画像確認をした。その際、180mmマクロレンズでの撮影だがカメラの撮影モードは何と風景になっていたのに気がついた。どうりでピント合わせがうまくいかない訳だ。 | ||