会津西街道(栃木県/福島県)龍王峡・塔のへつり・大内宿
− 2012.11.16 (金) 晴 −
 車で行く仙台出張、いつもの日光経由のコースを矢板に向かわず鬼怒川に沿うR121(会津西街道)へと左折。鬼怒川温泉を抜け暫くすると「龍王峡」という景勝地、今回の道草の第1目的地だ。
 龍王峡は、川下側から形成岩質により白龍峡(流紋岩)・青龍峡(凝灰岩)・紫龍峡(安山岩)の3つに分けられている。

 今回は、
時間の白龍峡探索だ。(虹見橋を渡り右岸で上流へ、その後むささび橋を渡り左岸を戻る)
「虹見の滝」と「虹見橋」そして左の出っ張りは五龍王神社 鬼怒川に架かる虹見橋
 五龍王神社から鬼怒川の川床に降りる道がある。

 川面に朝日に照らされた紅葉が写り金色に輝いて見えた。川床の流紋岩の岩盤は持ち帰りたいほどに綺麗だった。
鬼怒川の上流方向 鬼怒川の下流方向
 龍王峡の両岸に平坦な地表面(岩石段丘/かつての川底)があり自然研究路が作られている。

 白龍峡の自然研究路は駐車場からだと上り
1,200m、下り1,000m、往復時間コースになっている。
虹見橋の中央から上流を眺める 虹見橋
 家を出たのは時、予定通り時に到着したので私より先に自然研究路に入った観光客は数名、人影を気にする必要もなく存分に撮影が出来た。
 白龍峡の紅葉は最盛期を過ぎていたが上流部は綺麗だった。

 途中にモリアオガエルの生息地でもある「底なし沼」があった。君子危うき近寄らず。
自然研究路から見下ろす鬼怒川 右岸の自然研究路
 むささび橋の左岸少し下流に水滴状の滝が見えた。

 むささび橋中央部から下流方向を眺めると虹見橋が見える。(左橋)
沢の水が水滴になって流れ落ちていた(逆光撮影) むささび橋
 むささび橋から鬼怒川左岸を上流に1000mの間に青龍峡・紫龍峡がある。

 行ってみたいが時間が足りないので次の楽しみにとっておこう。
左岸自然研究路周辺の紅葉 むささび橋左岸上流側より青龍峡の「大観」を眺める
 2時間余りの探索を終え売店で木製のマグカップと夫婦湯呑茶碗を購入、車の中で持参した稲荷寿司で朝食を済ませた。次の目的地は福島県の「塔のへつり」と「大内宿」だ。先を急ごう。
【塔のへつり】
 昨日の午後、土曜ワイド劇場の再放送で見た「塔のへつり」、一度見てみたいと思いドラマとは別に予定していた場所だ。「へつり」とは会津地方の方言で「川に迫った険しい断崖」・・・・その形が「塔」のようという意味。
 写真で見た景色が・・・・目に入ってきた。

 吊橋から左(川下右岸)と大きく括れた先は崩落のため立入禁止になっていた。
阿賀川に架かる吊橋 吊橋を渡り対岸へ
 断崖に立ち並ぶ奇岩には名前が付けられている。また吊橋の上には虚空像菩薩が祀られている。

 塔のへつりとは、そういった奇岩を含めた全体を指して呼ぶものだろう。国定天然記念物になっている。
右岸展望台より見下ろす 川床から上流方向を眺める
 トロッコ列車の時刻表を調べてきた。到着直前に出た後だった。

 次の列車を撮影したが会津田島行なのでお尻撮影になってしまった。
展望台から見下ろす 塔のへつり駅とトロッコ列車
 紅葉の時期でもあり観光バスによる旅行客で混雑していた。その割りにはマイカー客が少なく駐車場はがら空きだったのが印象的だった。
【大内宿】
 大内宿は塔のへつりとは違って二度目になる。大内宿の駐車場は満杯だった。観光客の途切れを見て撮影したので混雑ぶりは余り感じられないかも知れない。
 最初に土産を買った。ここでも木製(会津塗り)のコーヒーカップと靴べらを選んだ。

 コーヒーカップは店主が言う通り良い物であることは一目瞭然、気に入った一品だ。
街並みの右側 大内宿の奥に向かって街並みの左側
 13時過ぎに大内宿を後にした。予定より30分早い。

 この後、湯野上温泉に入り会津本郷焼の窯元に行く予定だったが取り止め仙台に直行することにした。
宿通りに付きもの・・・・街道両側の生活用水路 大内宿本陣跡
 カーナビを再設定したらR118で羽鳥湖経由を案内してくれた。

 そのため、夕食を済ませ仙台のホテルにチェックインしたのは
19時と予定より時間以上早かった。
周辺の里山の頂きは白く 弁財天より大内宿の町並みを見下ろす