出逢い (長野県東信) まさかの沢筋にて
 2013.04.16 (火) 晴
 昨年は4/24-25に撮影している。いくら何でもと油断していたら4/6に撮影された方がおられた。兄の入院・手術で発生地を覗く余裕がなかった。手術より戻るとSさんからお電話が入っていた。そして約束の日を迎えた。
 待ち合わせ場所から後をついて行くと・・・・何で右折するの?

 予想もしない場所に着いた。空地に車を止める。11時を回ったばかり、数頭が飛び交っていた。

 カタクリは少ないがウスバサイシンは十分にあるとのことだ。沢筋に踏み入ると歓声を上げたくなるほどに飛び交っていた。
カタクリで吸蜜する
 宮城にいた頃、某発生地で乱舞する姿を思い出した。15~16年ぶりの賑やかな出逢いだ。

 カタクリの自生地に立つ。首を左右に振らなくても視界内に5~6頭が飛び交っている。

 当地を知るのは10人足らずとか・・・・そのためか彼女たちには警戒感がなく足元にもまとわりつく。
カタクリは最盛期が過ぎたばかり
 カタクリの他といえば・・・・スミレとイチゲ、タンポポ、チョウジザクラ程度。

 チョウジザクラで吸蜜するところを撮りたかったが途中に何本かあった程度でここには見当たらない。

 ルリシジミが一緒に舞っていた。ウスバサイシンはだいぶ大きくなっていた。
カタクリは平坦部で斜面には少なく見下ろす角度になる
 12時を回ると数は極端に少なくなった。カタクリの発生地で舞っていた個体は枯葉の上に舞い降り休憩モード。メスも発生しているが産卵シーンは目撃できなかった。
 食草のかたまりを見つけたら枯枝を短く折って刺しておく、それを避けながら止まった所に近づく。

 枯葉の上で腹這いになるこの形が好きだ。背後からでなく前方斜めが特にいい感じだ。

 そういえば我家のカタクリは先日の寒さで蕾が枯れてしまった。ウスバサイシンは数本の芽が出ている。
枯葉の上でもさまになる
 早速試してみようとLEDライトを持参したが明るい環境なので使う意味がなく無点灯のままだった。

 ウスバサイシンで産卵するところは試す価値がありそうだ。

 明日の天気は変わりやすそうだ。それでも日が射したら昨年撮影した発生地を覗いてみよう。
小枝に這い上がる
 空中戦からもつれて落下、激しすぎる求愛でなかなか交尾に至らなかった。

 そして交尾したかと思うと激しさは一段と増し枯葉の上を数mほど転げ回る。

 数十分の劇愛が続きそのまま舞い上がった。
求愛から交尾まで激しかったカップル
 この辺りには期待する蝶が数種類(シジミチョウ、タテハチョウ)いるとのこと、発生時期に探索してみたい。午後から急に曇り強風が吹いてきた。今日は5月下旬の陽気、南信濃では夏日、明日も天気になって欲しい。