横浜港 (神奈川県横浜市) 豪華客船の入出港
 2013.05.06 (月) 晴
 兄の術後見舞いの上京は4回目でもあり何日でなければいけないというものではない。よって、かねてから行ってみたいと思っていた「豪華客船の入港」予定に合わせ最善の日取りを決めた。
 3船もの豪華客船が同じ日に見れるのはGW最終日、それも出航&入港の状況が見れるという。

 早朝2番の高速バスに乗り横浜港へ直行、その後に東京の病院に戻って見舞い、そして再度横浜港へというハードスケジュールだ。
サン・プリンセス(象の鼻パーク)
 乗換案内やら地図をネット検索し分刻みのタイムテーブル検討表を作った。余裕もって行けそうだ。

 切符を購入、あとはお天気次第ということで胸が躍る。当然ビューポイントは確認済みである。
サン・プリンセス(象の鼻パーク)
 【サン・プリンセス】

 入港6:00/出航17:00の「日本の祭りめぐり」クルーズだ。

 総トン数;77,441トン
 乗客定員;2,022名
 全長261m/全幅33m
 船籍;バミューダ
サン・プリンセス(赤レンガ広場)
 みなとみらい側に着船するため、象の鼻パークと赤レンガ2棟間広場からがビューポイント。

 大桟橋埠頭の彼方にはベイブリッジが見える。夕方は西日によりコントラストが強く浮き上がる。

 撮影時刻は10:30-11:00。
サン・プリンセス(象の鼻パーク)
 タイムスケジールでは、日本大通り11:00→11:15赤レンガ広場11:45→12:10山下公園12:40→13:00元町・中華街と忙しい。移動時間に余裕をみていたので横浜着時点で40分の貯金があったので悔いが残らない「豪華客船撮影ツアー」を楽しめると確信した。
 象の鼻パークから山下公園まで高架通路を移動する。

 「サン・プリンセス」を見た後なので「ぱしふぃっく・びいなす」は小さく見えた。
ぱしふぃっく・びいなす(山下公園)
 【ばしふぃっく・びいなす】

 入港10:00/出航19:00の「春の日本一周クルーズ」だ。

 総トン数;26,594トン
 乗客定員;644名
 全長184m/全幅25m
 船籍;日本
ぱしふぃっく・びいなす(山下公園)
【氷川丸】

 就役1930-1960係留、日本郵船の貨物船だった。

 総トン数;11,622トン
 全長164m/全幅21m
 船籍;日本
氷川丸(山下公園)
 氷川丸は「おまけ」だが真面に撮影したのは初めてだ。

 横浜に住んでいた頃(独身時代3年+結婚後8年)、クィーン・エリザベス2世号(2008年引退)の撮影に来た記憶が蘇った。
氷川丸(山下公園)
 豪華客船2船の撮影を終え氷川丸付近のベンチで撮影結果をチェックした。ほっと一息ついたのが11:10、予定時刻より1時間30分早い。中華街での買物は再訪する夕方のイベント(今日は熱いので冷凍食品は少しでも遅い方が良い)として残し「海の見える丘公園」の探索をすることにした。
 山下公園の南端にある「石のステージ&水の階段」を登り「ポーリン橋の青い目の人形像」前を通り、駐車場脇の階段道路を登り「海の見える丘公園」の上部から入園した。
 いろんな角度から「横浜マリンタワー」を撮影した。最も綺麗(絵葉書的)に撮れたものを掲載する。

 ポーリン橋(横浜人形の家)の上にある「青い目の人形像」の前を通り抜けた。
 
マリンタワー(山下公園ポーリン橋) 青い目の人形像
 公園内では、アゲハ、キアゲハ、カラスアゲハ、モンキアゲハ、アオスジアゲハが乱舞していた。

 時間を気にしていたので、撮影出来たのはアゲハとツマグロヒョウモンだけ。
 
旧フランス領事官邸遺講 旧イキリス総領事官邸&ローズガーデン
 「海の見える丘公園」、時間が気にならなければ「ポートヒル横浜」のランチと洒落込みたかった。

 ホテルの庭からシャボン玉が飛ばされていた。
 
大さん橋ふ頭に停船中の「ぱしふぃっく・びいなす」(展望台) ベイブリッジ(展望台)
 兄が首を長くして待っているだろうと「若松河田」の某病院へと急いだ。地下鉄の駅前のラーメン店で昼食を済ませ予定の30分前に見舞った。
 16時少し前に病院を後にし17時に日本大通り駅前(県庁前)に着いた。午前中に撮影している「地の利を知った」道だ。運が良ければ「サン・プリンセス」の出航(定刻;17:00)が見られるかもと、小走りで「象の鼻パーク」に向かった。
 錨を上げ耳をつんざくばかりの汽笛を鳴らしタグボートに曳かれバックするところだった。

 大さん橋ふ頭の先には入船待ちの「にっぽん丸」も確認出来た。出航と入港の両方が見られるとは・・・・。
サン・プリンセス(象の鼻パーク)
 大さん橋ふ頭からかなり離れた。桟橋の上では大勢の観光客が見送っていた。

 時刻は17:30、出航予定時刻の30分後だ。この頃は、まだ青空が見える。
サン・プリンセス(象の鼻パーク;18mm)
 西日が当たり巨大な白い船体が輝いて見える。

 待機している「にっぽん丸」が出航の妨げにならぬようバックしているようだ。
サン・プリンセス(象の鼻パーク;250mm)
 17時半、「サン・プリンセス」はタグボートから離れ次港の青森に向け前進を始めた。

 この後、ベイブリッジを潜り外洋へと出航する。その状況は流石に撮影出来ない。
サン・プリンセス(象の鼻パーク)
 大さん橋ふ頭から離岸・着岸するには約30分ほど費やすことが分かった。帰路、長野に向かう高速バスは最終便(代々木;22:10発)を購入してあるので時間を気にすることなく入出航を落ち着いて撮影出来る。きちんとしたロケハン(事前調査)は撮影チャンスを漏れなく活かせる。
 「にっぽん丸」の入港模様の撮影は「象の鼻パーク」に限る。入港が始まった頃、沖合の空模様が一遍し稲妻が光った。間もなく夕立がくるだろう。折畳傘を持ってきているのでさほど心配はいらない。そうは言っても撮影の間は降らないで欲しい。
 【にっぽん丸】

 入港18:00/出航は翌14:00「出雲・伊万里」クルーズだ。

 総トン数;22,472トン
 乗客定員;523名
 全長167m/全幅24m
 船籍;日本
にっぽん丸(象の鼻パーク)
 豪華客船は、大きい順に「サン・プリンセス」「ばしふぃっく・びいなす」「にっぽん丸」だ。

 出航時刻か「らみなとみらい側」に着船するだろうと予想出来た。
にっぽん丸(象の鼻パーク)
 着眼を待って「象の鼻パーク」から「赤レンガ広場」に移動した。

 すでに雨がポツリポツリと落ちてきている。ただ、頭上が明るかったので撮影には上々だ。
にっぽん丸(赤レンガ広場) 西日に照らされレトロ調に撮れた
 本降りにならぬうちに「中華街」に着きたく小走りで山下公園への連絡路を走る。

 履き慣れない靴なので両足の中足骨部に靴擦れを起こし痛みが酷い。
にっぽん丸(象の鼻パーク)海面の波は夕立か・・・・
 最後のページは、後先するが「赤レンガ広場」と横浜最後の「中華街」である。夕立が来ようが来まいが一向に気にしない都会人やら観光客でごった返していた。
 信号「赤レンガ倉庫」を反対側に渡ると「横浜ワールドポーターズ」になる。

 遊園地もあり半数強の人達が信号が変わるのを待っていた。

 赤レンガ倉庫2棟間の広場には出店がありビアガーデンになっていた。(下の写真)
横浜ワールドポーターズ
 午前と異なり午後は、2棟間の広場を横切り「にっぽん丸」の接岸風景を撮りにいった。

 それにしてもすごい人混みだ。そう感じるほどに田舎暮らしに慣れたのだろう。
 
ビアガーデン 赤レンガ倉庫2号館
 「象の鼻パーク」から「中華街」まで徒歩13分、痛む足を堪え必死で歩いた。

 中華街では妻との約束の土産を4種買った。
 
中華街大通り東門 善隣門 中華街
 18時半過ぎに中華街を後にした。みなとみらい線で元町・中華街から横浜へ、横浜から湘南新宿ラインで恵比寿で山手線に乗換代々木に着いた。1本前(20:40発)の高速バスに乗車変更しても1時間強の待ち時間があった。代々木で夕食を済ませ24時少し前に帰宅した。