オオルリシジミ(長野県東御市) 危惧するも順調な発生に一安心
 2013.05.20 (月) 晴
 そろそろオオルリシジミが発生する。仙台出張から戻ったら確認しようと思っていた。出張から戻った翌日は曇/小雨という天気だったので開けて本日の午後一番で様子を見に行った。
 観察会の会場で入門記帳をすると守衛さんが17日に発生、♂×2+♀×8だという。

 青麻山(宮城)に登っている日に発生したことになる。昨年は19日だったので2日早まったのか・・・・。

 今年は寒かったり霜も降りたりしたが、クララの成長は昨年より順調のようだ。
オオルリシジミ(♀)の全開翅
 7~8頭が確認出来たが、羽化不順個体が目立った。昨日の雨、風が強かったので損傷個体もいた。

 右写真の個体は唯一のオス、熱いのか湿地で吸水に夢中だった。

 ドキッとするほどに大きな水色の蝶、一年ぶりの再会に感動した。
オオルリシジミ(♂)の吸水
 記帳名簿には「オオルリシジミを守る会」の関係者はもとより、県外からの記帳もあった。

 恒例の「親子観察会」は6月2日に予定されている。

 飯山市で行われる「観察会」は一周遅れなので今年は参加を予定している。
オオルリシジミ(♀)食草のクララで開翅
 クララに静止するメス、産卵動作は全く見られなかった。もちろん交尾個体は見当たらなかった。

 オス1頭当りメス5頭の比率なので撮影難より彼らにとっては深刻な問題だろう。
オオルリシジミ(♀)食草のクララで静止
 帰りに家の近くの発生地に立ち寄り車中から観察する限り未発生のようだった。

 ここで発生しないと我が家には飛んでこない。

 散歩も三日坊主・・・・明日からオオルリシジミの観察を兼ねて散歩しよう。
オオルリシジミ(♀)食草のクララで静止
 ウラギンヒョウモンが飛んでいたが吸蜜対象が非常に少なく撮影のチャンスがなかった。

 オオルリシジミが発生している草地の刈り込みをしていた。クララと若干のハルジオンを残すだけ。

 観察会の準備であろうが撮影シーンを考えたら綺麗に草刈りをしない方がいいと思う。
ハルジオンで吸蜜するオオルリシジミ(♀)
 我家の農道にも数日後には飛来するであろう。昨年よりクララの成長が順調なのでオオルリシジミの目に留まるであろう。ただ、吸蜜対象のアカツメクサは大きく育っているがまだ咲きそうにない。シロツメクサとハルジオンが咲いているので何とか満足してもらえるだろう。