澄青
(長野県中信) 浅間の麓からアサマの懐へ
 2013.06.23 (日) 晴
 あれほど好きなアサマシジミ、引越してから出向く回数が減ったことが起因し真面な撮影記録がない。今シーズンは最盛期を過ぎやや遅いようだ。5時過ぎに家を出た。Nさん宅にお寄りし初めて助手席での遠征になった。
 2時間半で発生地に着いた。やはり最盛期は過ぎ数頭のオスは傷ついた個体ばかりだ。
 
高地性アサマシジミ(♂)

 撮影していると農家の方がバイクで近づいてきた。「蝶の撮影をさせてください」と言うとニコニコしてうなづかれた。

 発生地の周囲は綺麗に草が刈られていたが、発生地は自然のまま手を入れてなかった。

 特別の蝶の発生地であることをご存じなんだろうか・・・・地権者のご理解に頭が下がる。

 
高地性アサマシジミ(♀)
 今年はヒメシジミの当り年、例年にない発生だ。メス同士のにらめっこ・・・・何を話しているのだろう。
 
ヒメシジミのメス同士と交尾
 夢中になっていると時間の経過が分からない。1時間半が経過、何となく不消化なので朝食のおにぎりを食べ(私は2食目だが)転戦することにした。
 現地に着くと県外ナンバーの先客(3人のネットマン)がいた。

 「いますか」と声を掛けると「いま来たばかり」とそっけない返事。もう一人は「ここはブルーが綺麗だから、あそこにいるよ」と・・・・

 羽化直(不全)らしい個体、今まで見たことのない澄み切ったコバルトブルー。Clickで拡大(画像①画像②)どう撮っても・・残念!
見えないが3頭の高地性アサシジミ(♂)がいる
 ネットマンが去ったら一斉に姿を現した。その数5~6頭、君たちは本当に賢い!
 
高地性アサマシジミ(♂)
 これぞミョウコウと言わんばかりの羽化直(不全)に次ぐ綺麗な個体でした。
 
高地性アサマシジミ(♂)
 ここでは1時間、満足感が去ったら・・・・喉が渇き空腹感がこみ上げてきた。残しておいたおにぎりと水1リットルを飲み干す。さて・・・・帰路方向の次の目的地へ。
 期待していた最初のポイントに着くと・・・・何と2人のネットマンが引き上げるところだった。

 早々に諦め最も古いポイントへ、ここは数年前から枯渇している。もしもと・・・・期待するも不在。

 3番目のポイント、ここは数年前に絶滅したと聞いた覚えがある。
平地性アサマシジミ(♂)
 ヒメシジミに混じり一回り大きな、ヨッシャーとNさんを呼ぶ。数頭のオスが忙しく飛び回っている。

 見失わないよう二人で追いかけるも全く止まらない。しばらくして日が陰るとピタッと止まり開翅。

 近くにいたオジサンが近寄ってきた。「蝶の撮影かい、教えてもらおうと・・・・」。ヒメとアサマの違いを説明してあげた。
平地性アサマシジミ(オス)
 全体的に早い発生のなか、クロシジミだけ空振りしてしまった。

 最初の予定だと来週土曜に予定していたが、事情通のOさんから遅すぎるとのアドバイスを頂き切り離して繰り上げた。

 来週の土曜は・・・・念願叶うといいのだが。
平地性アサマシジミ(オス)
 東信のアサマシジミは発生しているのだろうか・・・・来週の天気と相談し行ってみよう。昨日から我が家の周辺でもゼフが発生したので忙しいね。