吸水集団(長野県中信) ウラギンスジの吸水
2013.08.02 (火)晴
 天気予報は「晴/曇」、昨夜の時点では湯の丸へ行く予定だった。厚い雲がすっぽりと浅間山系を覆っている。それに比べ南西の空は青空が広がりつつある。ならば其の方向が良かろうということになった。
 夏休みの子供連れむで行く先々は大混雑だった。

 アカセセリを撮影したかった。出来れば地元産を捜したかった。湯の丸では見たことがないが・・・・。
 
セセリチョウ科 アカセセリ セセリチョウ亜科 準絶滅危惧(長野県)/絶滅危惧Ⅰ類(環境省)
 当地は今シーズン2度目である。その時はロケハン目的だった。

 ホシチャバネセセリは先月の20日過ぎには発生していただろう。大分損傷が進んでいた。
 
セセリチョウ科 ホシチャバネセセリ セセリチョウ亜科 絶滅危惧Ⅰ類(長野県)/絶滅危惧Ⅰ類(環境省)
 高原のセセリチョウ、3番目はコキマダラセセリだ。

 コキマダラセセリはアカセセリと混飛しているが並べると差は歴然としている。
 
セセリチョウ科 コキマダラセセリ セセリチョウ亜科 
  
 足音を敏感に察知したウラギンスジが木の葉のように舞い上がった。それでも2~3割が残った。

 本種に限らずこれほどの吸水集団に出くわしたのは初めてだ。
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タテハチョウ科 ウラギンスジヒョウモン タテハチョウ亜科 絶滅危惧Ⅱ類(環境省)
 コヒョウモンモドキとウラジャノメも撮影したい蝶だ。いずれも7月上旬の蝶だ。

 今シーズンの7月は、アサマシジミに特化していた。身は二つ無いので仕方のないことだ。

 また、花壇作りに夢中でもあったのでフィールドに出ること自体久しぶりだ。
タテハチョウ科 ヒメアカタテハ タテハチョウ亜科
 ヘリグロ・スジグロの区別に自信が持てない。

 直感的にヘリグロと思ったのでそう同定した。実に厄介な蝶だ。
セセリチョウ科 ヘリグロチャバネセセリ セセリチョウ亜科
 国立公園内でネットを持ち歩く採集者を4人見た。中には「長野県○○」という腕章を付けた人もいた。あまり気分のいいものではなかった。