再び姫 (長野県) 片栗以外の吸蜜源を求め
2015.04.21 (火) 晴後曇後晴
 朝の「花見散歩」から戻ると青空が消えた。昼食後、再び青空が現れ陽射しが強まった。これなら大丈夫だろうと「ヒメギフの沢」に向かった。あわよくば「シロベリ」に遭えるかも知れないと欲は高まる。
   車を止めるとタンポポで吸蜜するヒメギフを見つけた。

 「カタクリにヒメギフ」は、華やかさを感じさせる。一方「タンポポにヒメギフ」は、喉かな田舎らしさを感じさせる。

 先客がおられた・・・・U先生だ。ご挨拶しお話をさせて頂いた。
 個体数は十分だが、カタクリは既に峠を越えている。チョウジザクラも散っている。蜜源が少なく地べたスタイルばかりだ。サイシンも生えてきているが・・・・葉裏を確認するも産卵の形跡がない。
 時々、絡むも交尾までは至らない。何だろうね。

 U先生も産卵形跡が少ないとおっしゃる。成虫採集のみでなく卵までお持ち帰りされたのではと・・・・。

 いよいよ保護を講じないと絶滅してしまうのではと危惧される。「オオルリシジミを守る会」の総会で提案しようか・・・・。
   沢沿いの斜面にスミレが咲いている。「スミレにヒメギフ」は、思いの外優しい絵になった。

 山の斜面なので立ち姿勢で撮影出来るので、それなりの絵になった。

 元の場所に戻ると撮影者がお一人加わっておられる。都合、3人だ。
 雨が上がったばかりなので小さな沢ゆえ即増水につながっている。長靴を履いてきたので良かった。今シーズンのヒメギフ撮影も終盤に差し掛かった。
 撮影場所を変えているし、個体数もそれなりにいる。

 ここまでの4枚と、次の2枚を比較してみよう。後翅表の赤紋に違いがある。

 多分、ここまでの4枚は「メス」で、次の2枚は「オス」であろう。
「オスとメス」の見分け方としては間違っているかも知れないが・・・・。
   綺麗なカタクリは1割もない。何とか綺麗なカタクリに止まって欲しいと・・・・目星を付けたカタクリで陣取る。

 一脚を短くし膝をついての撮影、たまにはカタクリの花面が写るくらいの条件下で撮影したいものだ。

 窮屈な姿勢での撮影、やはりカタクリがフレームアウトになってしまった。(惜しい一枚)
 カタクリで吸蜜していた個体と同一であろう。尾状突起が物語っている。

 メスの比率が高く、損傷個体も増えている。天候の影響もあろうが、ヒメギフ撮影をするなら安曇野方面に遠征する必要があろう。
 全国的に日照時間が短いという。先日見掛けたコツバメは姿を現さなかったが、代わりにツマキチョウ(♂)が発生していた。家の庭・農道では「モンシロチョウ」「キアゲハ」「モンキチョウ」「ルリシジミ」「ミヤマセセリ」を見掛けている。ほぼ、「平年並み」の発生だ。