史跡探訪 (長野県) 土木史跡と芭蕉句碑
2015.09.05 (土) 晴
 昨日、東京の兄が姉の見舞いに来た。そして今日は、兄の撮影対象の「千曲川」と私の撮影対象の「芭蕉句碑」を「地元→小諸市→千曲市」と見て回った。いずれも、何度も撮影した場所だ。
 最初は地元の「布下橋」、静(大画像)と弱(小画像)、先日購入した「TG-4」の試写目的もあり他のカメラは車の中で待機。水しぶきがカメラに飛んできたがTG-4だから安心して構えられる。
 
千曲川に架かる布下橋(東御市) 橋の上流左岸より撮影
 河原に降りたら、余りにも大勢の釣り人がいて驚いた。撮影中、あちこちでアユが釣り上げられていた。「大杭橋」の上流下流、100人以上居ただろう。「大杭橋」は1981年竣工の吊橋、老朽化のため通行止。
 
千曲川に架かる大杭橋(小諸市) 橋の上流左岸より撮影
 
芭蕉句碑がある「西念寺」と本堂向拝にある「大根の彫刻」と本場の「おしぼりうどん」(坂城町)
 芭蕉句碑(山門前)の撮影は2度目、今回はお寺さんの本堂まで行って見た。兄が一緒だったので「大根の彫刻」を忘れずに撮影出来た。折角なのでと、「おしぼりうどん」を食べれるお店を探し頂いてみた。
 
「身にしみて 大根からし 秋の風」(みにしみて だいこんからし あきのかぜ)更科紀行 説明板
 地元の「鼠大根」(辛味大根)の絞り汁は予想以上に辛く、薬味として添えられている味噌で円やかにして食した。お店の人が言った「必要であれば味噌のおかわりをしてください」の意味がよくわかった。
 
「十六夜も まだ更級の 郡かな」(いざよいも まださらしなの こおりかな)更級紀行 十六夜観月殿(坂城町)
 十六夜観月堂には、地元の俳句同好会等の石碑が芭蕉句碑を所狭しと囲んでいる。
長楽寺観音堂(千曲市)と姨捨の棚田 姨捨の棚田四十八枚田方向(善光寺平)
 
長楽寺にある面影塚「俤や 姥一人にく 月の友」(おもかげや おばひとりなく つきのとも)更級紀行 句面
越智越人随行塚と四十八枚田にある田毎観音
 長楽寺に「更級紀行」に随行した俳人「越智越人随行塚」がある。(左上写真と説明板
 更級紀行に掲載されている「越人の句」・・・・句碑は見当たらなかった。
  「霧晴れて 桟橋は目も ふさがれず」(きりはれて かけはしはめも ふさがれず)
  「更級や 三夜さの月見 雲もなし」(さらしなや みよさのつきみ くももなし)
 
姨捨公園にある「元日は 田毎の日こそ こひしけれ」(がんじつは たごとのひこそ こいしけれ)