史跡探訪 (長野県) 史跡・歌碑/句碑・観光めぐり
2016.03.28 (月) 晴
 同窓会で宿泊している兄をピックアップすべく別所温泉に行く。1時間ほど早く着き久し振りに名所、「安楽禅寺の国宝八角三重塔」と「北向観音と芭蕉句碑」を見てまわった。
 別所温泉には「三楽寺」(3つの“楽”とつく寺)があった。それは、常楽寺(天台宗、北向観音の本坊)、安楽寺(曹洞宗、国宝八角三重塔)、長楽寺(焼失・廃寺)である。今回は「安楽寺・八角三重塔」と「北向観音」を参詣した。参道を進むと山門があり、山門をくぐり境内右手に「鐘楼」があり、正面に「安楽寺本堂」がある。
 
 窪田空穂(松本市;1877-1967)歌碑は「老いの眼に観る日のありぬ別所なる唐風八角三重塔」
 島木赤彦(諏訪市;
1876-1926)歌碑は「山かげに松の花粉ぞこぼれけるここに古りにしみ佛の像」
 
 山肌の平坦地、墓地に囲まれ一見して四重塔、実は三重塔で八角形の塔でこの形では日本で唯一という高貴のものです。四季折々の景観を撮ってみたいものです。
   北向観音(常楽寺)

 北向観音(常楽寺)は、弐年参りで知られている。山楽寺のうち焼失した「長楽寺」と並び、温泉街の中心にある。
 
 大師湯の脇を抜け、旅館かしわや本店の間にある小路を抜けると北向観音の境内に通じる。その小路、旅館かしわや本店の敷地に長楽寺廃寺があったようだ。
 北向観音に芭蕉の句碑がある。「観音のいらかみやりつ花の雲」(かんのんの いらかみやりつ はなのくも)、貞享3年の作。
 別所温泉には、外湯三湯がある。子供の頃に入った「大湯」「石湯」の記憶が真新しい。
 
 大画像は「石湯」、小画像の上は「大師湯」で下は「大湯」である。今時、入浴料150円というのは珍しい。
 昨日、新幹線上田駅に出迎え実家の墓参りをした。今日は、この後に姉を見舞い、母の実家の墓参りをした。