晩秋の味覚;海の幸“上越・糸魚川”紀行
2016年10月31日(月)晴
 「晩秋の味覚」ドライブは「鬼無里の紅葉・伝説施設めぐりと新蕎麦」の案を却下し、「海の幸“上越・糸魚川”」に決めた。ナビに任せ、初の「菅平」越えで「須坂-小布施」経由で豊野から国道18号で越後路入りした。
 魚勢鮮魚店(上越店);新潟県上越市
 
 
 「魚勢上越店」さんは何度も立ち寄っている。朝食はおにぎりを移動中に食べた。試食の「あら汁」(ブリ・タイ・シャケ等)は美味しく朝食と一緒に食べたかった。買物は「寿し海苔・珍味等」、「カニ」は見るだけ・・・・。
 うみてらす名立;新潟県上越市
 
 「うみてらす名立」は道の駅だが、いろんな要素を備える複合施設になっている。・宿泊施設・浴場(人工温泉)に加え海鮮売場・飲食コーナー等もある。
 
 買物は「観物と漬物」(みがきニシン・白エビの甘酢漬け・一夜干しスルメ)。シーズンオフなのか観光客も少なく店内も暗かった。買物を済ませ、施設を一周し「晩秋の潮風」を全身で浴びた。
 マリンドーム能生;新潟県糸魚川市
 「マリンドーム能生」は道の駅だが、地元の漁師さんが出店する「かにや横丁」(ベニズワイガニ)は日本海側随一のカニ直売所。以前に兄・姉と来てたらふく食べた所(2011.8.15)。妻も一度味遇おうと約束していた。
 
 立ち並ぶ「やにや横丁」、各店の売り子さんが試食を進める。「後で買うから・・・・」と試食のみ、申し訳ないので試食は2店だけ・・・・ずうずうし過ぎるとズワイガニに嫌われると・・・・お人よしだね。
 
 ・・・・と言うことで、昼時到着のコース設定をしていたが、食べたのは「カニラーメン」。お酒の肴にと「ベニズワイカニ」は持ち帰りにした。購入は2杯、おまけに1杯とカニ汁ようにとボディ杯1分。氷を頂きクールボックスで低温保存・・・・今夜と明晩のお楽しみ。
 
 オブジェ等がある海側の広場を散歩、海の資料館「越山丸」まで来た時にレストランのお姉さんが妻が忘れた帽子を持って追って来られた。
 弁天島(厳島神社);新潟県糸魚川市
 
 能生港を通過した右手に「弁天島」(厳島神社)があるので寄ってみた。かつて、能生の「白山神社」にある芭蕉句碑「汐路の鐘碑」(曙や霧にうずまく鐘の声)を撮影したことがある。そこの末社にあたる。弁天島の上から眺める夕日はビューポイントの一つになっているようだ。
 親不知;新潟県糸魚川市
 「親不知コミュニティーロード」には何度も訪ねているが、「東側遊歩道」から海岸まで降りられることは、今回の計画で初めて知った。「天剣断崖」を海岸まで降りられるという感動で急峻な遊歩道も足が軽かった。
 
 
 「旧北陸本線」(1912-1965年)の「親不知レンガトンネル」(670m)は、複線化に伴い配線。平成26年に土木学会推奨土木遺産に認定された。
市振駅方向 東側遊歩道 親不知駅方向
 道なき頃の「第一世代」(北陸道・加賀街道)は波打ち際が経路となる「渚道」。「第二世代」は明治の国道整備で「親不知」の区間が整備されたのは明治16年で人力車が通行出来る程度の国道(天剣親不知線)・現「親不知コミュニティーロード」、「第三世代」は現国道8号で「天剣トンネル」が開通したのは1966年(小生が社会人になった年)、「第四世代」は北陸自動車道。その「第一世代」の「道なき渚道」に立っての撮影だ。
 
 「親不知コミュニティーロード」の「展望台」から「四世代道路」が眺められる。訪れるたびに「ウォルター・ウェストン像」を撮るが・・・・毎回、決まってシルエット、海は広く明るいね。
 
 「展望台」より眺める「親不知」の海岸線、眼下には東側遊歩道を下った先にある「第一世代の渚道」後が見下ろせる。日本海の海岸線まで「秋」(紅葉)が近づいていました。「ベニズワイガニ色」に染まるのは11月中旬以降でしょうか。
 
 
 「矢如砥如」(とのごとくやのごとし)は「砥石のように平で矢のように真っ直ぐ」の道と賞賛。「天下の剣」の刻字がある一枚岩。この直下が「長走り」という場所で、最大の難所・・・・行って見れないなら小さな観光船で見せて欲しいものだ。妻が指差す先に猿の家族がいた。
 
 「親不知コミュニティロード」を後にし、一つ東側のカーブに「親不知記念広場」があり「愛の母子像」がある。ここにある展望台からは、「親不知」西側断崖(天剣断崖黎明/てんけんだんがいれいめい)が一望できる。
 
 帰路は「糸魚川-白馬-三才山トンネル」ルートで18時半に帰宅。家で夕食、「ベニズワイガニ」と「一ノ蔵」での晩酌準備ぐらいは私にでも可能。炬燵に並べ夕食の準備が整うまでお預け、カニの匂いにネコちゃん達が反応。カニ味噌汁は翌夕食に頂きました。