鹿狼山(福島県新地町) ; 2002年初日の出

− 2002.1.1 (火) 晴れ −

 初日の出、私の人生で初めての体験です。山歩きを始めた平成12年から、鹿狼山(かろうさん)から眺めてみようと思っていたことが実現できました。

 元旦の天気は悪いとの天気予報でしたが、昨日になって何とか初日の出が見れそうな予報に変わりました。
 
鹿狼温泉前の登山口 (AM6:00) 鹿狼山の山頂 (AM6:40)
 4時45分に岩沼を出て、6時少し前に鹿狼山の麓に着きました。途中、国道6号線から、山頂の灯りが綺麗に見えましたが三脚を使わなかったので全て失敗でした。
 
日の出前 (AM6:45) 初日の出 (AM6:55)
 鹿狼山から眺める初日の出が、地元新地町の行事になっていることは知っていました。どうせ数十人ぐらいであろうと思っていましたが、山頂で係員の方から、「毎年1300人は登る」と聞いてびっくりしました。

 そのため、登山口がある鹿狼温泉まで車で行くことができなく、手前の路肩に駐車して氷結した舗装道路を歩くことになりました。鹿狼温泉前の登山口に着いたのは6時00分、日の出は6時50分、最初からハイピッチでした。

 山歩きで時刻を気にしたのは初めて、登山道は圧雪凍結で滑りやすく、そのうえご来光を拝む人たちで混雑していたので焦りました。
 
静けさを取り戻した登山道 (AM7:45) 誰もいなくなった山頂 (AM7:45)
 通常は1時間以上かけて登る樹海の森コース、懐中電灯を片手に休憩もなく35分で山頂に着きました。山頂は、座る場所がないくらいの混雑ぶりでした。

 太平洋上には厚い雲が立ち込めていましたが、雲の切れ間から念願の初日の出を見ることが出来ました。蝶と里山の浪漫紀行(Annex)に、日の出の連続写真を掲載しましたのでご覧ください。

 日の出から20分も経たないというのに、あれほど混雑していたことが夢のような静けさです。日本人って、どうしてこんなにせっかちなんだろう。7時半過ぎに山頂を後に下山、写真のように登山道にも山頂にも人影なしです。

 凍結した登山道を、滑らないよう時間をかけゆつくり下山しました。登山口で係員の方から「第23回元旦鹿狼山登頂記念」のワッペンと名入れタオルを戴きました。登りの時は日の出時刻を気にしていたので立ち止まりませんでしたが、空の豚汁の鍋があったり出店も繁盛していたようでした。

 家に戻ったのは9時少し過ぎ、いつもは起きる時刻です。寝たのが1時半過ぎだったのでめまいがする程の睡魔が襲ってきました。今年は元旦から山歩き、果たして幾つ登ることになるか楽しみです。