旭山と和淵山(宮城県河南町) ; 仙北平野に浮く残丘

− 2002.1.20 (日) 晴れ/曇り −

 石巻市の西方、河南町にある旭山(174m;あさひやま)と和淵山(174m;わぶちやま)は、広大な仙北平野の中に浮かぶ島状の丘陵(残丘)であり、周囲が海抜数メートルかつ真っ平らであるため低くても目立ちます。

 旭山丘陵は、南北13kmにわたる細長い丘陵地で、山容は左下写真のように山頂が平らで台形です。山頂はゴルフ場のフェアウエイのように芝の広場が広がっています。昭和15年に、松島に次いで2番目の県立自然公園に指定されました。

 
河南町俵庭地区から眺める旭山の山容 杉林を抜ける箱清水コース
 岩沼を出たのは8時30分、やや霞がかっていましたが雲一つない快晴でした。三陸自動車道の終点「石巻河南IC」で降り、箱清水コース登口がある箱泉寺に着いたのは10時丁度でした。

 箱清水コース登口から少し登った所で、雪の重みで倒れた竹が遊歩道を塞いでいました。山頂近くまで杉林に築かれた階段状の道です。20分強で山頂に着きました。

 
山頂は旭山公園 山頂から牡鹿半島方向の眺め
 山頂からは、東側(北上川〜石巻湾〜矢本方面)が一望でき、神社を回り込むと木立の間から西側(古川方面)が見えました。旭山は、宮城県の南北方向の中央に位置しているようです。旭山を下山し駐車場に着いたら11時、何と1時間という短い山歩きでした。

 箱泉寺を後に和淵山へ、登山口がある和淵神社に着いたのは11時25分でした。神社の左手から稜線方向に真っ直ぐ伸びる登山道は、下草(ササ)こそ刈られていましたが踏み固めがなく(登る人が少ないのでしょう)右下写真のようでした。

 
河南町山根地区から眺める和淵山の山容 下草が刈り取られている登山道
 登山道ならびに山頂(藪の中、10坪強の空地)、眺望は全くありません。山頂を通り抜けると工事中の電波中継塔があり車道がありました。その車道に腰を下ろして昼食、下山は車道を使い駐車場に戻ったのは13時15分でした。

 今回は2つの山歩きをしましたが、絵になる風景が少なく「山の写真館」はお休みです。

 雲一つ無かった空も、正午過ぎから雲が覆い鉛色の冬空に変わりました。それでも2時間弱の山歩きになりました。国道45号線を飯野川まで北上、一杯1450円の「かにラーメン」を食べ帰宅しました。