大高森(宮城県鳴瀬町) ;松島四大観(壮観)

− 2002.1.26 (土) 晴れ −

 朝は雲一つ無い快晴、夕方から荒れ模様に変わるとの天気予報を信じ山沿いを避け奥松島の宮戸島にある大高森(おおたかもり;106m)に行きました。今回は山歩きと言うより、松島四大観(しだいかん)の一つである「壮観」の撮影が目的です。

 松島四大観は「多聞山の偉観」「富山の麗観」「扇谷の幽観」と「大高森の壮観」です。大高森の壮観は、近景の俯観から遠景の仰観に至る垂直的な視野が最大で、多島海がつくりだす究極の景色として知られています。
 
里浦越えに眺める大高森の山容 山頂の展望台と東屋
 岩沼を8時30分に出発、野蒜海岸に立ち寄ると数日前の高波被害なのかハマグリの殻が至るところに山積みになっていました。

 大高森の展望台には、表登山口・西登山口・東登山口からの3コースがあります。表登山口からは15分程度、東登山口の室浜からでも40分程度の行程です。大高森を回り込み室浜の東登山口に着いたのは10時でした。
 
松島四大観の一つ「大高森の壮観」
 紛らわしい標識のため、道を誤り観音寺に降りてしまいました。やむなく車道を歩き再度室浜へ、約3000歩の無駄足になりました。振り出しから再出発、室浜の東登山口からのコースは展望台400m手前までは車道歩きになります。

 展望台からは、蔵王連峰から船形連峰、加護坊山や旭山、牡鹿半島まで見渡せました。霞んでいたため、写真には写りませんでした。
 
嵯峨見台手前の遊歩道 嵯峨見台から東方の眺望
 東登山口に戻り、外洋が見える嵯峨見台に行ってみました。こちらの遊歩道の方が山歩きの雰囲気を味わうことができました。途中の鐘堂で鐘を突き、嵯峨見台の展望東屋で外洋を眺め引き返しました。

 それでも3時間半、10000歩の山歩きになりました。何時の日か、野蒜海岸からの遊覧船で、日本三大渓の一つ「嵯峨渓」を眺めてみたいと思います。