昨年の11月11日に口太山に登った際、西眼下にゴツゴツした山容(左下写真)で何時か登ってみたいと思っていた山がありました。
木幡山(こはたやま;666m)という山で、日本三大旗祭り(900年の歴史を持つ木幡の旗祭り、12月第一日曜日)の一つとして知られています。
そう言えば、私の郷里にも「岳の幟」(国の重要無形民俗文化財に指定)という500年の歴史がある旗祭りがあったと思い浮かべました。
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口太山より眺める山容(01,11,11) |
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最南端の登山口 |
岩沼を8時に出て国道4号線を南下、福島県桑折町外れで左折し阿武隈山地の背骨を貫通する国道349号線に入ります。この道は、阿武隈山地の山歩きでお馴染みのコースになっています。
川俣町を抜け東和町境に、右折する林道桜畑木幡山線があります。木幡山登山口は、木幡山隠津島神社にあります。誰でも解る道標があるのに、神社手前1500mの東屋(右上写真)がある駐車場が登山口であると勘違いし、10時に入山しました。
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羽山と羽山神社からは安達太良山が正面に見える |
東屋の裏手の山道、しばらく行くと杉林に入ります。林道から左手に分かれる山道があり、そちらに進路をとります。急坂を過ぎるとクマザサに閉ざされた道なき道になります。
最初のピークを過ぎた辺りで整備された山道に合流します。やや薄暗い杉林を不安を抱きながら黙々と進みます。同年代のご夫婦がおられ、そこは木幡山経塚群、隠津島神社からの遊歩道に合流できたのです。
ホッとしたと同時に、木幡山方面の道標に「福沢羽山」「福沢羽山神社」の文字が目に入ってきました。エッ、どうして此処に「福沢」があるの、信じられない気持ちと親近感とが交錯し足早に木幡山方面へ・・・・。
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羽山から歩いてきた尾根を確認する |
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隠津島神社の三重塔 |
木幡山経塚群までの山道は、全く標識もなく整備もされていませんでした。木幡山経塚群〜木幡山〜羽山〜羽山神社までの遊歩道は、道も整備され標識もありました。
木幡山の山頂は、松林の中で眺望はゼロです。羽山と羽山神社は、山頂西側が伐採され正面に安達太良山、右手北方向に蔵王まで見渡せました。
周囲にそう大きな町も無いのに、こんなに立派な隠津島神社があるとは思いもしませんでした。午前の部は、山歩きというより史跡めぐり、3時間15分、カウンタは9700歩でした。
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