移ケ岳(福島県船引町) ; 阿武隈随一の美峰

− 2002.3.16 (土) 薄曇 −

 雲一つ無い快晴という天気予報を信じ、阿武隈山地の名峰(移ケ岳、鎌倉岳)を訪ね8時20分に岩沼を出発しました。国道4号線を南下し、福島県桑折町で霊山方向に左折、阿武隈山地を貫通する国道349号線を南下する。毎度、お馴染みのコースです。

 最初の名峰、移ケ岳(うつしがだけ;994m)の瑞峰平登山口に着いたのは10時45分でした。何時になったら雲が無くなり青空がでるのか、空を眺めての2時間半のドライブでした。
 
船引町美山地区から眺める山容 麓山から眺める移ケ岳(02.03.09)
 瑞峰平自然公園の、西側登山口〜移ケ岳神社〜採石場跡〜山頂〜賽の河原〜東側登山口という右回り周回コースをとりました。登山口近くでヤマウサギを目撃、バニーちゃんのお尻しか写っていなかったので掲載しません。

 瑞峰平登山口からカラマツ林の登山道、しばらくして右手に移ケ岳神社、阿武隈山地特有の明るいナラの二次林を抜けると道は急坂になり採石場跡に着きます。
 
冬枯れの雑木林 山頂は360度の眺望
 採石場跡の岸壁は、移ケ岳の南壁になります。右から急坂を回り込み山頂に、北壁の登山道には残雪が凍り付いて滑りやすい状態でした。

 山頂に着いたのは11時30分、所要45分でした。山頂は360度の大パノラマ、阿武隈山地の主要峰が見渡せます。残念なことに、薄曇で強い風が吹き上げてくるので長居ができませんでした。
 
山頂から次に登る鎌倉岳を眺める 南移への分岐点から山頂を振り返る
 次に登る鋭峰鎌倉岳を東方に確認し、山頂を後にしました。陽溜りになっていた賽の河原で昼食をとり、登山口の駐車場に12時30分に戻りました。2時間弱、万歩計のカウンタは5800歩でした。

 山頂にピークを持つ山が少ない阿武隈山地で、移ケ岳は端正な山容を見せることから「美ケ岳」とも呼ばれています。さて、次は鎌倉岳です。この山も山頂に鋭いピークを持つことで知られています。