梅雨入り前に奥羽山脈の山歩きをしたいと思っていました。家を9時に出て、車の中で行き先を決めました。5月は殆ど山歩きをしてなかったので、先日の青麻山も少し疲れたので無理をしないようにしました。
えぼしスキー場手前の登山口に着いたのは10時15分、南蔵王の屏風岳懐に位置する前烏帽子岳(1402m)に登り、山頂に着いた時の状況で後烏帽子岳(1681m)まで足を伸ばすことで入山しました。
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小阿寺沢の渡渉点 |
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見晴台(?)から眺める青麻山 |
登山口から小阿寺沢沿いに続く雑木林をしばらく行くと渡渉点があります。沢を渡り尾根道に上がるとブナやミズナラの巨木が目につき、初夏の森林浴を楽しみながら軽快な山歩きです。キレの良い冷えたビールを一気に飲み干した後の爽快感と同じです。
やがて登山道の傾斜はきつくなり、大きな岩がゴロゴロする尾根に変ります。ここで、登り始めて1時間です。前烏帽子岳の山頂までの標準コースタイムは2時間です。と言うことは、半分ぐらい登ったのかな。(それは錯覚だと後で気づきました)
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登山道 |
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前烏帽子岳から眺める後烏帽子岳 |
陽射しが入り込む明るい樹林帯ですが、山頂まで殆ど展望はききません。途中に「見晴台」と小さな標識がありましたが、写真で紹介するように木間からわずかに青麻山が眺められた程度です。このコースは、紅葉の頃だと素晴らしい景観を味わえるでしょう。
山頂に着いたのは13時ちょうど、何と2時間50分もかかってしまいました。前烏帽子岳の山頂は、潅木の中にある岩場で三角点はもとより山頂標識もありませんでした。天気は良かったけど風が強く、山頂には珍しく15分(おにぎりを食べた時間だけ)しかいませんでした。
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前烏帽子岳から眺める屏風岳 |
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えぼしスキー場手前の登山口にある小滝 |
13時、時刻的には問題ありませんが、登りに約3時間もかかったので後烏帽子岳には行かず下山することにしました。下山は休むことなく楽に歩けましたが、飽きるほど長く感じました。登山口に戻ったのは14時40分、下山タイムは1時間25分でした。
登山口近くにある「小滝」へ、水量が少ないものの滝壺から見上げる滝は決して小さな滝ではありませんでした。梅雨入り前の山歩き、4時間半、万歩計のカウンタは12500歩でした。眺望を楽しむというより、初夏の森林浴を楽しむ山歩きでした。
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