不忘山(宮城県白石市);南蔵王最南端の鋭峰

− 2002.6.8 (土) 晴れ −

 このところ天気の良い日が続きます。今年の梅雨はどんなでしょう。6月27日〜7月5日まで北海道一周ドライブの予定です。その前に、どれだけ山歩きができますか・・・・お天気次第です。

 昨夜の段階では、鬼首の荒雄岳か花立峠からの大柴山・花渕山にする予定でした。毎度のことですが車の中で目的地の変更、南蔵王の最南端に位置する不忘山(1705m)に決めました。

 岩沼から眺める不忘山はコニーデ型火山で、美しい裾野を南東側に広げたピラミダルな山容を見せる特徴ある山です。
 
展望のない樹林帯だがツツジが綺麗 樹林帯から抜け出てビックリ(遠い山頂)
 刈田峠から屏風岳を経て不忘山に行く南蔵王縦走コースを歩いてみたいと思っていました。みやぎ蔵王白石スキー場から長い裾野を登るコースは、かなりハードなので考えてもみませんでした。今日は、そのハードコースの往復です。

 岩沼を出たのは7時30分、遠刈田温泉を経てみやぎ蔵王白石スキー場(南蔵王の案内では京成ロッジ)まで約1時間、上記「案内板」のスキー場左側を回り込む「弘法清水コース」に入山したのは8時45分です。
 
不忘山の山頂 不忘山から南屏風岳に続く稜線上の登山道
 スキー場のゲレンデを回り込み白石女子高山小屋へ、この草地にはまだ食べられるワラビが出ていました。下山時に採ることにし眺めるにとどめました。

 白石女子高山小屋からは展望のない雑木林を抜ける緩やかな登山道を登ります。ヤマツツジが綺麗で、ミツバオウレンやツマトリソウも咲いていました。

 弘法清水に着いたのは10時45分、ちょうど2時間です。樹海越えに山頂が見えました、それも遥か彼方に・・・・。
 
ハクサンイチゲ ミヤマキンバイ
 山頂東直下の「不忘の碑」(第2次世界大戦で米軍のB29が3機墜落した慰霊碑)の形が目視確認できる辺りから、登山道周辺はハクサンイチゲ・ユキワリコザクラ・ミヤマキンバイのお花畑です。

 不忘の碑を12時10分に通過、山頂に立ったのは12時30分、所要3時間45分でした。山頂は、中高年ハイカーで混雑していました。

 13時05分に下山開始、スキー場のゲレンデでワラビ採りをし、登山口に戻ったのは15時45分、ジャスト7時間、万歩計のカウンタは15900歩、大満足ですが疲れました。

 ところで案内板によると、登山口(1.1km/20分)白石女子高山小屋(1.3km/40分)弘法清水(1.2km/40分)山頂、合計で3.6km/1時間40分+休憩時間です。でも、山頂直下にある「不忘の碑」の標識だと、登山口まで3.9km、山頂まで0.3km、これを足すと4.2kmになります。0.6kmの差は何でしょう。