芝草平(宮城県蔵王町);南蔵王のオアシス

− 2002.6.19 (水) 晴れ −

 梅雨の中休みは今日だけ、平野部は気持ちの良い青空が広がっていました。8時に蔵王の高山植物を撮影しに行こうと決め、9時30分に家をでました。蔵王連峰の稜線は雲に覆われ見えませんでしたが、周囲の青空から昼頃には晴れるであろうと確信してのことです。

 6月3日に行った時は、チングルマはやっとツボミが確認できヒナザクラが咲き始めたところでした。多分、今日は満開のチングルマが見れるでしょう。(昨年は、6月18日に屏風岳に登っています。その時は、刈田峠で満開、芝草平では少し早かった)
 
平野部と異なり蔵王は雲で覆われていました 登山道周辺はチングルマのお花畑
 刈田峠に着いたのは10時45分、左上写真のように霧に覆われ視界は数十メートルしかありません。それでも路肩には、ハイカーの車がいくつも停まっていました。

 刈田峠から十数分の位置にある湿原のチングルマは最盛期を過ぎ左下写真のようでした。昨日までの雨で、一足先に羽毛状になった花柱は、無残にも固まっていました。
 
多くのチングルマは羽毛状の花柱へと 芝草平
 霧で陽が閉ざされ強い風が吹いていたこともあり、手がかじかむくらい冷たく感じたのでウィンドブレーカーの下に雨合羽まで着込みました。

 湿原の木道に腰を下ろし昼食を早々に済ませ、屏風岳まで行く予定でしたが霧が晴れず山頂からの展望も期待できそうにないので、芝草平で引き返すことにしました。私たちの前後を歩いていたハイカーも、芝草平の高山植物を観察し引き返しました。
 
刈田岳(帰路の杉ゲ峰での展望) 仙台平野(帰路の杉ゲ峰での展望)
 登山道周辺に咲いていた、ゴゼンタチバナ、ツマトリソウ、ミヤマハンショウヅル等、Annex館の「山野草の花園」に掲載しますのでご覧ください。刈田峠に戻ったのは15時15分、4時間30分、約11000歩の山歩きでした。

 早いもので、来週の木曜日(27日)には北海道旅行に旅立ちます。次回更新は「北海道旅行の特集」(大自然の景観、湿原に咲く花、蝶と蜻蛉)になると思います。ご期待ください。