化女沼(宮城県古川市);トンボのビオトープ

− 2002.7.13 (土) 快晴 −

 この時期には珍しく台風6号が日本列島に一昨日接近し、太平洋フェリーの名古屋〜苫小牧コースを北上し、宮城県下にも水害をもたらしました。台風が去った昨日と今日、天気は快晴です。明日から再び梅雨空になるとのことです。

 トンボの撮影に、約70km程北にある古川市の化女沼に行ってきました。あまりの暑さで、気分が悪くなりました。すぐ近くの東北道長者原SAをベースキャンプに、冷たいものを飲食し一日を過ごしました。
 
化女沼(高速道長者原SA) 化女沼(化女沼ダム)
 化女沼は、北上川水系田尻川を中心に沿川の洪水調節と農業用水の補給を目的に、総工費152億円強かけ平成7年に完成した中央コア型フイルダムです。

 化女沼は、東北自動車道の古川ICと築館ICの間にある長者原SAの南東方向に隣接し、高速利用時に何度も見たことがあります。沼畔には、古代の里公園もあり憩いの場所として利用されています。
 
化女沼(北端に孤立した沼) 化女沼(古代の里)
 ビオトープとは、語源をギリシャ語とするBIO(生物)とTOP(場所)の合成語で、野生生物の生育場所と訳されます。地球に優しく・・・・自然復活活動で耳にするようになった言葉の一つです。

 11種のトンボを撮影することができました。化女沼は、正にトンボのビオトープです。ちなみに、撮影できたのは、オツネントンボ・オオイトトンボ・キイトトンボ・オゼイトトンボ・オオセスジイトトンボ・ハッチョウトンボ・シオカラトンボ・コフキトンボ・オオシオカラトンボ・コシアキトンボ・ウスバキトンボです。オニヤンマとクロスジギンヤンマは止まらないので撮影は出来ませんでした。
 
コフキトンボ キイトトンボ
 藪っぽさに目を投じなければ、北海道の湿原とさほど変らない写真納まりでした。全く異なると言うことでもありませんが、蝶はトンボの比ではなく寂しいものでした。次は、伊豆沼に撮影をしに行きましょう。