奥新川(宮城県仙台市);静かな渓谷の沢歩き

− 2002.9.1 (日) 晴れ −

 宮城県には、里山とは別にハイキングコースというものが約20コースほどあります。それらを歩いてみようと思い、作並の「奥新川ハイキングコース」に行ってみました。

 仙山線奥新川駅の次、トンネルを抜けた山形側の駅が面白山高原駅です。先日、紅葉川渓谷で目撃したツマジロウラジャノメを撮り直したいという気持ちもあり、すぐ近くの奥新川渓谷に決めたというのが本心です。
 奥新川ハイキングコース  茶色は林道歩き 水色は沢歩き
南沢川と日塔橋 かくれ滝橋とかくれ滝
 国道48号線を、仙台市折立から東根市に向かう。岩肌がむき出しになっている鎌倉山を通り過ぎると仙山線作並駅があります。その先に相生橋があり、左手にパーキングを確認すると奥新川キャンプ場の入口案内板が左手に見えてきます。

 左折してすぐに雨水で削られたデコボコ道、車の腹がむき出した石でガリガリって、果たして目的地まで行けるの?新川の深い谷を左手に、気分爽快と言えない北沢林道を4km弱行くと長命水駐車場があり10時40分に着きました。岩沼から茂庭・折立経由で1時間15分でした。
 
遊歩道の左上は仙石線で右下30mは南沢川 紅橋の上から撮影した清水滝
長命水駐車場は、いも煮やらバーベキューを楽しむ家族連れの車で満杯状態でした。1台だけ停めるスペースがあったので駐車、ここから歩くことにしました。
往路 10:40 11:10 11:35 11:55
長命水 奥新川駅 かくれ滝 清水滝 奥新川駅 長命水
復路 12:20 13:05 13:45
清水滝の上に架かる清水滝橋 四ノ沢から流れ落ちる滝
 長命水から奥新川駅までの1200mは単調な車道歩き、道端には花らしい花が無く、ヒョウモンチョウとオオムラサキそれにシジミチョウがチラホラ舞う程度でした。奥新川駅からかくれ滝に下りる地点までも、何の変哲も無い林道歩きでした。

 四ノ沢手前から南沢川に、滑りやすい急坂を慎重に降ります。南沢川に架かる小さな吊り橋(仁兵衛橋〜日塔橋〜かくれ滝橋)を渡り、右手沢壁から流れ落ちる「かくれ滝」を眺め小滝橋を渡って林道に上がりました。すぐに清水滝に下りる急坂がありますが、この間の林道(遊歩道)は写真のように綺麗でした。
 
奥新川駅から降りた南沢川 奥新川キャンプ場から降りた南沢川
 清水滝、落差はさほどありませんが景勝です。清水滝で昼食をとり、流れ落ちる上部を見て引き返しました。奥新川駅から南沢川に下りる道があったので、数百メートルですが沢縁に築かれた遊歩道を歩いてみました。紅葉の時期だと、さぞかし美しいでしょう。

 長命水を1500cc持ち帰りました。コーヒーを煎れたらまずまずの味、夕食に残った分でウイスキーの水割り、ところがドッコイ、こんな美味い水割りを飲んだのは初めてです。

 今日の静かな渓谷の沢歩きは、殆ど平地歩きに近く万歩計のカウンタも11000歩、その割には太股が痛い、岩場が多かったせいでしょうか。