刈田峠付近でアサギマダラの大群を見たのは、連日の猛暑続きであった99年8月2日のことでした。
翌年00年8月24日は、それほどの数ではないもののアサギマダラと多くのキベリタテハを見かけました。そして昨年01年7月30日にアサギマダラを数頭、8月19日にアサギマダラとキベリタテハを十分撮影できるほとに見かけました。
今年は同期間の天候不順ということもあり、8月5日は皆無、8月7日はアサギマダラが若干という結果でした。
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旧刈田峠付近の登山道が整備されました |
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旧刈田峠付近の高層湿原 |
アサギマダラは期待しないまでも、サワヒヨドリに群がるキベリタテハやクジャクチョウを撮影したく、そう天気もよくなかったが刈田峠に行ってみることにしました。
刈田峠頂は時折ガスが流れ肌寒く蝶の出現には不向きの条件でした。旧刈田峠付近の湿原は、オヤマリンドウ(Click Me !)だけが咲いていました。時期としては、乾燥した登山道付近だとウメバチソウが咲いていることでしょう。
蝶も花も撮影できませんでした。代わりに南蔵王を一周するドライブに切り替えました。蔵王エコーラインを山形側に下り、上山市から南陽市まで国道13号、南陽市で国道113号を左折し高畠町を経て二井宿峠を越え七ケ宿町に入り、蔵王山麓を横切る「ふるさと緑の道」で蔵王町遠刈田でループを閉じるコースです。
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安久津八幡神社の三重塔 |
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安久津八幡神社の本殿 |
国道113号、高畠町にある道の駅「たかはた」の向かい側に「安久津八幡神社」があります。端麗な姿の三重塔と、奥にある本殿、その間にある舞楽殿は山形県の指定文化財です。一般的な撮影アングルとは異なった方向の写真で紹介します。
三重塔は寛政9年(1797年)に再建されたもので、初建は寛永2年(1625年)といわれる方三間造で銅板葺きです。本殿は三間社流造、茅葺です。写真未掲載の舞楽殿は、室町末期のものといわれ、方一間宝形造の茅葺です。
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石切場跡地の石庭公園 |
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石切場跡地の石庭公園 |
安久津八幡神社に続き、国道113号の左手に石切場跡地を利用した石庭公園があります。駐車場に車を止めトンネルをくぐって中に入ると、切り立った岩石の上部から滝が流れ落ち小さな虹ができていました。
二人の老人が、ハンマーで岩を切り出していました。その音が洞窟状態になった跡地に鳴り響き、この時勢のものとは思えない空間を作り出していました。今回は、何か史跡めぐりになってしまったようです。
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