我が家から(宮城県岩沼市);晩秋の巣立ち

− 2002.10.24 (木) 曇り −

 我が家の庭に、ホトトギスがあります。一昨年、夏にルリタテハのツガイを見かけたと思ったら秋にかけ二化しました。昨年は1頭だけの訪問、今年は一度だけ見かけました。その1頭が卵を産み、幼虫が1匹だけホトトギスを食べ大きくなりました。

 幼虫から蛹になったのは、10月14日のことです。早速、撮影しました。陽気が寒くなってきたので羽化するか気がかりでした。
 
ホトトギスにいた毛虫が蛹になりました 十中八九・・・ルリタテハでしょう
早朝に羽化、昼までビクともしない 13時45分、動いた!
抜け殻を後に登り始める 速い! 速い!
一気に花へ 胸を張り大きく羽ばたく
小刻みに震えている あっ! 前傾姿勢をとった!
晩秋の巣立ち 見送るホトトギス
 蛹を見つけてから10日経ちました。今朝、妻が大きな声で「羽化したよ」と知らせてくれた。カメラを手に観察、天気予報は「晴れ/曇り」、空は鉛色で肌寒い陽気です。昼になっても気温は18度、抜け殻を抱きかかえたままビクともしません。20度を超えないと羽ばたかないのかな?

 薄日が射し、気温が20度に達した。動いた・・・・大きく羽ばたき、一気に登り始めた。呼吸を整えているかの如く、小刻みに震えている。

 大きく羽ばたき、ホトトギスを後に舞い上がった。あちこちにぶつかりながらも庭を周回し、よしずに止まった。娘を嫁がせる親の気持ち、元気で冬を越し、また来年会おう。