鹿狼山(福島県新地町);我輩は靴である

− 2002.11.28 (木) 晴れ −

 週間天気予報で太陽マークは今日だけ、久しぶりに見る青空に風も無く気温もまずまず。今年最後になるであろう蝶の撮影に鹿狼山に行ってきました。今年になって鹿狼山は、元旦の初日の出、8月13日に続き、3回目です。

 蝶もいないし、花も咲いていない。紅葉も過ぎ冬枯れの雑木林、これといった被写体もないので「我輩は靴である」になりきることにしました。
 
鹿狼山の山容 樹海の道(その1)
 いつもは眺望の森(北廻り)コースで登り、樹海の森(南廻り)コースで下りています。眺望の森コースが工事中で通行止になっていたので、樹海の森コースを往復することになりました。

 山歩きの盟友である「靴」は、いつもどんな景色をみているのだろうか。今日は「靴」の目線で景色を眺めてみようと、カメラを地面に置いて撮ってみました。マニュアルフォーカス、絞り優先(F;8.0)で撮りました。
 
樹海の道(その2) 樹海の道(その3)
 目線を靴に置いて撮影した観察路です。写真から「カサッ、コソッ」って落葉を踏む音が聞こえてきそうです。昨夜の雨は鹿狼山では雪だったのか、日陰にわずかに残る残雪が語っていました。

 樹海の森コースは1600mで約40分、久しぶりの山歩きなのか足取りが重く、途中休憩を取らなかったのに約50分もかかってしまいました。山頂に着くと風が出てきました。寒くは感じませんが、先客は風を避け斜面で昼食をとっていました。
 
山頂より蔵王、青麻山を眺める 山頂より太平洋、相馬港を眺める
 宮城県の最南端の里山、宵っ張りのタテハチョウが夜遊びしているのではと期待しましたが姿は全く無し、蝶の撮影は来年までお預けです。
 
冬枯れの雑木林に射し込む陽光 冬枯れの雑木林、目の前を枯葉が横切る
 11月の山歩き、忙しかったこともあり、23日の蕃山と今日だけです。12月は、どうなるでしょうか。