薬莱山(宮城県小野田町);雪中の加美富士歩き

− 2003.02.10 (月) 晴れ −

 明日から天気が崩れるというので、昨夜から決めていた県北の小野田町にある薬莱山(553m)に登ることにしました。家を出たのは8時40分、薬莱山の登山口があるレストハウスに着いたのは10時30分でした。

 麓の小野田町に着くと辺り一面が銀世界、県南の岩沼に住む小生としては県北の冬を甘く見ていたようだ。この分だと山歩きは無理かもしれない。もし、危険だと思ったら、途中で引き返せばいい・・・。
 
薬莱山(小野田町より) 登山道の右側はスキー場
 登山道の右はスキー場で、地元の小学生がスキーをしていました。そういえば、私の頃はスケートだったな・・・・と、幼い頃を思い出しました。

 スキー場の脇にある登山道を一歩踏み出したら、ズボッと膝まではまりました。体重を浮かすような気持ちで、スキー場の上部にある鳥居まで登って行くと、そこはもう太股まではまる積雪量です。こりゃ、山頂まで行けそうにない・・・・
 
登山道の積雪は腰の高さ 名物50段刻みの標識(他は全て雪の中)
 薬莱山の登山道は、上の鳥居から山頂稜線まで階段になっています。50段刻みで右上のような標識があります。雪に埋まり、100段目だけが確認できました。この辺りまで来ると、積雪も多く腰まで埋まります。

 雪の上には、数日前のものか2人の足跡があるだけです。時折、カモシカやウサギの足跡もありました。カンジキを履いていないので、5〜6歩進むとズボッと腰まで沈みます。
 
山頂稜線の登山道 山頂の薬師堂は雪の中
 今日は単独行です。雪の上に顔を出した切り株に腰を下ろして休憩、風もなく暖かい陽気、ジャンバーの下に着ているセーターを脱ぐと、その下の長袖のシャツが汗でビッショリと濡れていました。

 そこに同年代の男性が1人、ガンジキを履いて登ってきました。その人に続き、深い雪の中を這い上がるように登り、山頂に着いたのは12時15分、所要1時間半強でした。山頂の薬師堂は、雪に埋まっていました。
 
北峰に続く登山道 山頂から眺める仙北平野
 12時40分に山頂を後にし、レストハウスに13時20分に戻りました。下りは、滑るように下りてきたので雪にはまることもなく所要40分でした。雪でフワフワしていたのか、万歩計のカウンタは全く当てにならない値でした。