旗巻峠(宮城県丸森町) ; 想い出の旗巻峠へ

− 2003.5.22(木) 曇り −

 丸森町青葉集落を起点に道幅4m弱の峠道を歩くこと約2km、旗巻峠の峠頂手前を左に折れ旧峠頂があった古戦場跡で休憩、目を閉じ想像の世界にタイムスリップ、何故かこれまでになかった不思議な一時を送ることが出来ました。

 これは、蝶と里山の浪漫紀行の
Prologueの一節です。そう、旗巻峠は4年前の99年5月22日に、里山歩きを始めた出発地点です。時の経つのは早いもので、もう4年が過ぎました。私にとっては、つい先日のように思えます。

 この間に、215の山歩きをしました。また、00年9月30日には、南蔵王の屏風岳で右足首の骨折事故も起こしました。今日の山歩きは、思い出深いものなので
Prologueに挿入してあるdaybreak.midiを聞きながらご覧ください。
 
青葉集落を抜けると峠道(舗装路) 旗巻峠頂(県道大内黒木線)
 いつもは、車が走り出しても目的地が決まらない、そんな里山歩きばかりです。昨夜、妻に「明日は何の記念日か知っている?」と聞いても全く分かりませんでした。4年前の旗巻峠行きは、妻も同行してのこと、五月晴れで気分爽快でした。

 今日は、Yahoo!の週間天気予報だと、雲なしの太陽マークなのに、薄日は射すものの青空なし、風もあり少し肌寒い陽気です。妻が作ってくれたお弁当を持ち、一人で家を出ました。
 
史跡 旗巻古戦場(明治戌辰の役、激戦地) ギンリョウソウ イチヤクソウ科
 青葉温泉(4年前に車を止めさせてもらった)を通り過ぎ、斉川温泉入口に手頃な空き地があったので、そこに駐車し歩くことにしました。時は10時24分です。

 旗巻峠頂へは、30分強で着きました。そこから少し引き返し、旗巻古戦場へ。まず左の登り坂400m先の北砲台場跡へ、途中の遊歩道脇にギンリョウソウがいくつも咲いていました。
 
旗巻古戦場 北砲台場跡 旗巻街道跡(旧峠はこの辺り)
 北砲台場跡から旗巻古戦場に戻り、旗巻街道跡(この辺りが旧峠頂?)を左にし南砲台場跡へ。どんよりとした天気なので、相馬市や太平洋の眺めは感動に足りるものではありませんでした。

 南砲台場跡から沼に戻り、左手の方角に道があるので行ってみることにしました。家が数軒あり、旗巻峠頂に続く道でした。
 
旗巻古戦場 南砲台場跡 ヒメウラナミジャノメ タテハチョウ科
 旗巻峠頂を後にし、天明CCに続く舗装道路を3kmぐらい歩いたでしょうか、羽黒山登山口の少し手前でお昼にしました。
 
羽黒山(相馬市)山頂の出羽神社 ウスバシロチョウ アゲハチョウ科
 羽黒山は、昨年の3月に相馬市側から登っています。山頂に着いたのは13時10分、万歩計のカウンタは10300歩になっていました。出羽神社を後にし、黙々と歩くのみ。車に戻ったのは14時15分、所要3時間45分、万歩計のカウンタは15100歩になっていました。

 斉川温泉の先に、不動滝と地蔵滝があるので行ってみました。水量がなく、滝と言うより濡れた岩、不動岩と地蔵岩なので写真を撮りましたが掲載はしません。