五社山(宮城県名取市) ; 誕生蝶のイチモンジ

− 2003.6.14(土) 晴れ −

 今年の入梅は6月12日、私の誕生日の翌日でした。このところ続いた鉛色の空に、昨日の夕方から青空が戻ってきました。天気予報だと、この青空も今日の午前中までとのことです。

 夕方に仕事が入っているので、3時頃には帰宅しなければなりません。遠出は無理なので近場の山へと、9時少し前に家を出ました。
 
登山口がある中ノ沢付近の高舘丘陵 五社山 山頂からの眺め
 ウラゴマダラシジミを撮りたい。出掛ける前にインターネットで、食草とする“イボタノキ”を目に焼き付ける。金蛇水神社の裏手にある三色吉池周辺へ・・・・、それらしい木が見当たらない。

 イチモンジチョウが元気に舞っている。この蝶は、表より裏の方が綺麗で好きである。北海道のYさんが、私の誕生蝶として選んでくれた蝶である。
 
イチモンジチョウ タテハチョウ科 ウラギンヒョウモン タテハチョウ科
 早々に諦め、五社山に向かう。登山口がある中ノ沢にも、ウラゴマダラシジミがいるという。ここでも、イボタ・・・・、イボタ・・・・、と呟きながら山裾を探す。結局、ウラゴマダラシジミはもとより、イボタノキも特定できないまま五社山へ・・・・。

 羽化したばかりであろうか、そんな飛び方をするウラギンヒョウモンに出会った。造園の樹木、2m強の位置にとまり風も吹いていたので上下に揺れる葉で見え隠れ、やっとのことで数枚撮ることができました。
 
ヒカゲチョウ タテハチョウ科 ダビドサナエ サナエトンボ科
 久しぶりの山歩き、暑さも加わり少々バテ気味。五社山まで行き、11時半前にお昼を食べ引き返しました。この時期、蝶の数も一次的に減少するので収穫はありませんでした。

 そろそろ、蔵王の高層湿原ではチングルマが咲くでしょう。近々、行ってみましょう。郷里の姉が、山フキを蓼科で採ったから送ると電話をくれました。そう言えば、今年は山フキ採りは一度もしませんでした。