芳ノ平(宮城県仙台市) ; ススキ野に棲む妖精

− 2003.6.18(水) 晴れ −

 このところ多忙な日々が続き、山歩きもままならない状態でした。今日は、久しぶりの休日、青空こそ望めませんがまずまずの天気です。10時少し前に家を出て、泉ケ岳の山麓に広がる芳ノ平へ“ギンイチモンジセセリ”を撮影しに行ってきました。
 
芳ノ平にあるミズバショウ群生地 芳ノ平の雑木林
 この時期、もうミズバショウは咲いていませんが、最初に芳ノ平のミズバショウ群生地に立ち寄りました。そこの駐車場に車を止め、芳ノ平を散策しました。ミズバショウ群生地から少年の家まで森林浴を満喫し雑木林の遊歩道を歩きました。

 遊歩道脇には、イチモンジチョウが舞い、時折足元からギンイチモンジセセリが舞い上がりました。8頭ほど出合いましたが、止まらずに梢へと去って行ったので全く撮影できませんでした。
 
ゲレンデがコスモス畑に変身 今のゲレンデは草原
 野外活動センターから少年の家を越え、北泉ケ岳登山コースに足を踏み込みました。登山道は泥濘で滑りやすい状態でした。今日は山歩き(泉ケ岳登山)が目的ではないので、登山道を左に折れゲレンデの草原で昼食を取りUターンしました。

 リフト下の駐車場から広い道に出て、車に戻る途中、道路脇のススキ野にワラビを見つけワラビ狩りを始めました。その時、妻が綺麗な蝶がいるよと指し示した先を見ると、そこにはギンイチモンジセセリが・・・・居る、居る、10頭以上居ました。

 憧れの蝶である“ギンイチモンジセセリ”に、これほど多く出会えるとは夢にも思っていませんでした。さすがに、見飽きたと思うほど眺め撮影しました。
 
ススキ野に棲む妖精 ギンイチモンジセセリ セセリチョウ科

時間的に早いので定義如来に行ってみました
 
定義如来の五重塔
 定義名物の“三角揚げ”を食べ、お土産にも買いました。今夜は、三角揚げをつまみに泉ケ岳の湧き水で水割りです。定義如来の五重塔、何度も来ていますが見るのは初めてです。とても立派で奥羽山脈の山奥にあるとは思えないものでした。奈良か京都にいるような錯覚に陥りました。