やっとのことで、昨日、東北南部(宮城)に梅雨明け宣言が出されました。例年に比べ10日近く遅れました。このまま秋雨に、なだれ込むのではないかと心配していました。観測史上3番目に遅いとか・・・・、1番2番は宣言なしなので、最も遅い梅雨明け宣言と言っても良さそうです。
昨夜は月夜だったので、今日の晴れは予想できていました。泉ケ岳に登ろうかと思っていましたが、結局、近場の青麻山にしました。
|
|
|
|
地肌丸出しの青麻山南斜面 |
|
ムモンアカシジミが全く見られません |
家を9時に出て、電波塔登山口に着いたのは10時でした。この季節、蝶の好きな花が咲いていないので、途中の林道では蝶との出会いはありませんでした。
そう言えば、宮地区から右折し東北自動車道の陸橋を越えた所で、交通事故に会ったアオスジアゲハを見ました。撮影後に、そっと持ち上げ路肩の草むらに置いたら、元気とは言えないものの舞っていきました。
|
|
|
|
ミズイロオナガシジミも見られません |
|
スミナガシもアオバも全くいません |
久しぶりの山歩き、湿度も高く暑かったためか、登りに1時間50分もかかり、山頂直前の300mは一寸刻みでした。下山も中ほどまで降りてきたとき、膝が笑い出し座り込みたいほどでした。
|
|
|
|
ムラサキシジミ シジミチョウ科 |
ムラサキシジミ(シジミチョウ科ミドリシジミ亜科)の生息北限は、当地宮城県とされている種です。北限であるため分布も局所であるはずですが、普通に見られるようになりました。特に今年は、岩沼市の朝日山公園でも撮影できました。これも温暖化の影響であろうか、生息域が北上し珍しい蝶が見られるようになったのは嬉しいことだが、喜んでいいものだろうか。
青麻山では3年前に展望台で採取、それ以降出会っていない。今日は、中腹で最も多く見た種である。伐採が進み、ムモンアカシジミ、ミズイロオナガシジミ、メスアカミドリシジミが急激に減少しているなかにおいて嬉しいことである。
|