素晴らしい青空、何処かの山に行きたい。8時少し前に友人に声を掛け、9時前に家を出た。平野部の上空は快晴、しかし奥羽山脈には雲がかかっている。泉ケ岳にしようか、それとも蔵王にしようか、迷いながら村田方面に・・・・車を走らせた。
昨年の9月に登った後烏帽子岳、聖山平登山口から同じコースで再登頂しようということになった。連休、しかも好天気、蔵王エコーラインを走る車の数はいつもより多い。澄川スキー場脇の蔵王観光道路に入り、聖山平登山口に着いたのは10時を少し回っていた。
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井戸沢の滝上にある徒渉点 |
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澄川の谷 |
澄川上流の井戸沢の滝上の徒渉点、昨年より水量が多い。怖い思いから、ステンレス製のハシゴ橋を渡る姿は猫背になっている。無理もない、足を滑らせたら20〜30m先は滝壷だ、どのくらいの落差か見当がつかない。兎に角、怖い。
登山口から30分余りで、澄川の谷(左は刈田岳からの尾根、右は後烏帽子岳からの尾根)が見渡せる眺望休憩場所に着いた。自然の営みのすごさが一望できる。
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いたるところにある古木 |
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V字に刻まれた股窪沢の谷にある湿地 |
屏風岳と後烏帽子岳の間にV字に刻まれた股窪沢の谷は、地溝の跡であるという。その谷あいを抜ける登山道、周辺はブナとアオモリトドマツの混生樹林である。樹齢何百年というような古木がいたるところで目につく。谷底なので湿地もある。
登山道は、仙台平野から見ると右側から真後ろに回り込み、屏風岳を背にして登る形になる。
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股窪沢の谷の東に位置する後烏帽子岳 |
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股窪沢の谷の西に位置する屏風岳 |
股窪沢の谷奥は「ろうづめ平」という低い潅木帯になっている。台風の影響なのか、風速20m以上もあろうと思える強風が吹いている。樹林帯から山間に広がる背丈の低い潅木帯に抜けても、始終ゴォーという音が聞こえ、帽子も飛ばされる。
刈田岳につながる蔵王エコーラインは、観光客の車で大渋滞している。その様が手にとるように見える。
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西斜面のガレ地 股窪沢の向こうに刈田岳が |
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後烏帽子岳の山頂 |
2時間15分程で山頂に着いた。山頂には何組ものハイカーが居た。8割位は前烏帽子岳から来ているようだ。下山は、1時間15分。所要4時間の山歩き、万歩計のカウンタは12000歩であった。
一緒に登った山歩きを共にした友人には話してないが、彼と山歩きをするのも今日が最後になると思う。良い想い出をつくることが出来た。
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